今50代以上の方の留学が増えています。今回は定年退職後に意を決し、フィリピンに留学された鈴木さんの体験談をご紹介します。
「こどもの手が離れたから」「定年退職して時間ができたから」
留学できるのは学生だけではありません。逆に学生の時にはできなかった、今だからこそできる留学にチャレンジしてみませんか?
「もう一度勉強をしよう」という思いからはじまった、定年後のフィリピン留学
私は2016年63歳の1 月に、フィリピンのセブにある語学学校に入学いたしました。長年勤めた会社の定年後、何を目標に生きようかと時間をかけ考えた末、今一度勉強をしよう・・それも一番苦手な英語を本格的に勉強してみよう。そして叶うのであれば語学ボランティアとして役立つ活動をしようと心の中で決意をし、そのためのビジョンを思い描くようになりました。早い段階から学ぶ方策は留学と決めておりましたが、留学先は受入国を含め時間をかけて選択をし、最終的にほぼ希望にかなうCPILSという語学学校に決定をいたしました。
その時期の私の英語レベルは全くの初心者レベル・・・
ほとんど学習準備もせず懐に少しの夢と不安を背中に背負って出国し、右も左もわからぬ異国の地で初めて授業を受けました。
でも、そこで教えていただく先生方の底抜けに明るく親切で丁寧な指導に、かたい殻がいっぺんに抜け落ちるように緊張が解けました。落ち着いた気持ちで勉強に集中することができ、嬉しいスタートを切ることができました。
そのような指導と環境ですから自習にも自然に集中することができました。寮の自室の机に向かい気づくと5 時間も6 時間もノートに鉛筆を走らせていることもありました。
このことは勉強に集中できる環境を学校に整えていただいたといえばよいのでしょうか。振り返ってみると無我夢中のスタートからの1ヵ月間は一生で一番勉強をしたと思えるほどでした。
留学は山あり谷あり。
もちろん苦しい思いも何度も経験をしました。例えば複数の生徒との授業はクラスメートがほとんど現役の大学生のため皆レベルが高く、彼らに後れを取らないため前日は必死に予習をこなしましておりました。
そして毎月実施される"プログレステスト"・・誰でもそうでしょうが試験の前は少しナーバスになっていました。
でもこれも今ではとても良い思い出として残っています。
この年になってまた新たに一生の友ができた気がします
嬉しい出来事は素晴らしい学友たちとの出会いでした。
様々な国の若い同級生たちは私を年上の先輩ではなく、本当に同期の友として接してくれました。
同じ釜の飯を食い、同じ空気を吸い、同じ太陽のもと爽やかな風にそよがれ。志を同じくする学友たちとの生活は、青春を夢中で駆け抜けた高校時代・大学時代に戻ったようで、心の底から嬉しさがこみあげてきました。
嬉しいことに帰国後も彼ら彼女らからコンタクトがあります。
この年になってまた新たに一生の友ができた気がします。
そしてもう一つ忘れてはいけないのは、不安で心細い私の気持ちをいつも支えて励ましてくれた学校スタッフの皆さまの温かい心遣いです。明るい対応、親身に話を聞いていただき何度も安らぎそして安堵したものです。
H さん、M ちゃん、T さん、他大勢のスタッフの皆さま本当にありがとう。
皆さん本当に良い人ばかりで、まさしく良い人が良い人を呼びそしてまた良い人を呼ぶ、まさしく素晴らしい人環境を味わいました。
例えればまるで大きな家族に囲まれているといえばよいでしょうか。
その意味で私にとって学校は我が家と同じ安心するくつろぎの場でした・・・感謝。
気になる学習成果
さて私の学習成果はどうかというと、全くの英語初心者からもちろん時間はかかりますが、3ヵ月半で学友に英語でメッセージを送り、クラスメートや先生を食事に誘い楽しく会話ができるまでになりました。ゆっくり話してもらうことと難しい言い回しは避けてもらうことが条件になりますが(笑)
私はこれからも英語の勉強をつづけるつもりです。
鈴木さんが通った語学学校はこちら!
センター・フォー・プレミア・インターナショナル・ランゲージ・スタディズ
2001年に設立されたセブ島初の語学学校。 10名以上のネイティブ講師が在籍し1対8のグループクラスを担当しています。