ドイツの一地方都市ライプツィヒは、規模そのものは小さいけれど長い歴史を誇る文化と芸術の街。森鴎外もここの大学に留学していた事もあって、日本人にも馴染みのある学術都市だと思います。 そして何より、この街には・・・ドイツが生んだバロック音楽家の頂点ともいえる、ヨハン・セバスティアン・バッハの永眠するトーマス教会があるんですよ! ここには12世紀から教会がありましたが、今もある建物は15世紀末期に完成したもの。その後も修復・改築を重ねて今に至る、ルター派の教会です。 バッハがトーマス教会の音楽監督に就任したのは1723年、彼が38歳の時でした。それからバッハは毎週のミサのために、なんと年間50ものカンタータを作曲!代表作のひとつ「マタイ受難曲」も、ここで初演されました。 この教会に多大な貢献をしたバッハは、祭壇の中央で永眠しています。 教会にはお土産ショップも併設。もちろんバッハ関連グッズが沢山あるので、記念に何か買っておきたいですね♪ そしてトーマス教会の前には、こちらも由緒ありそうな店構えのカフェ「カンドラー」が。ちょうど良い頃合いだったので、私たちもお茶してみました。 ここで私が注文したのは、「バッハ・トルテ」という名前のケーキでした。ケーキ生地もクリームもコーヒー風味で、とても美味しかったです!数々の素晴らしい曲を世に遺してくれたヨハン・セバスティアン・バッハ。彼の音楽をこよなく愛する人々にとって、正に聖地といえるトーマス教会なのです。【データ】トーマス教会(Thomaskirche)住所:Thomaskirchhof 18, 04109 Leipzig電話:+49 341 222240URL:https://www.thomaskirche.org/r-index-en.htmlカフェ・カンドラー(Cafe Kandler)住所:Thomaskirchhof 11, 04109 Leipzig電話:+49 341 2132181URL:http://www.cafekandler.de/ 小野 雅子ロンドン西郊外に住む会社員、職場はヒースロー空港周辺です。在英20年以上の経験値を発揮して、初めてイギリスへいらっしゃる方にも興味深く分かりやすいロンドン観光&生活ガイドとしてお役に立てれば…と思います。個人ブログ「ロンパラ!」はこちら♪