![大きなロリポップキャンデーの看板が目印です](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17013117251327203.5.jpg)
ワシントン州の真ん中あたりに位置するドイツ村、レブンワースは、もともとドイツ移民が入植したわけではなく、町おこしのためにドイツ風に作られた街です。昔からドイツ風に外観をアレンジしたマクドナルドはあり、最近はサブウェイ・サンドイッチも見かけましたが、ダウンタウンに集まっているのは自営の小さなお店ばかりです。
その中でも特に家庭的なのが、今回ご紹介する「ジンジャーブレッド・ファクトリー」。アメリカ人の郷愁をそそるクッキーといえばチョコチップクッキー、シュガークッキー、そしてジンジャーブレッド・ピープルとなると思いますが、その名の通りクッキーを一番の売り物にしたベーカリー・カフェです。
表通りからはちょっと入ったところにあるものの、大きなピンク色のロリポップを模した看板は、遠くからでも見落とすはずもない存在感を誇っています。
![レース型抜き縁取りやキャンディをあしらった嬉しくなる外観](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17013117251331838.8..jpg)
お店そのものは小さくて居心地の良さそうなコテージ風。そこへ、クリスマスのジンジャーブレッドハウスさながらの縁飾りやキャンディ風の軒飾りが施してあって、入る前から何だか嬉しくなってきます。
![クッキー店だけにドアの飾りが生地を伸ばすめん棒です](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17013117251334998.8..jpg)
正面玄関に回れば、赤白のキャンディーケインが下がった真っ白なポーチに、周りをスカラップ型に縁取った正面玄関。ドアに取り付けられためん棒には、生地をゴロゴロと転がして伸ばすのと掛けたのでしょう、「ロール・イン(転がり入ってください)」と書いてあるのが笑いを誘います。
![入るとすぐに大きなショーケースが](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17013117251338021.8..jpg)
ドアを入れば、店名に違わず手のひらほどもある大きなクッキーがずらりと並んだショーケースが。ケースの向こうに見える女性、普通に店員さんとしてサーブしてくれたりレジ打ちをしてくれたりする人かと思ったのですが...
![オープンキッチンではクッキー作りの真っ最中](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17013117251340875.1..jpg)
なんとなんと、クッキー作りの真っ最中でした!店に並べる定番クッキーだけでなく、イベントやパーティー用にオーダーメードのクッキーやジンジャーブレッド・ハウスの注文も受けるので、店が開いている限り、1日中ここでクッキーを作っているんだそうです。誕生会用などはもちろんのこと、様々な記念日、珍しいところではプロポーズに使うクッキーの注文を受けたりもするそうです。
![フルサービスのエスプレッソ・バーもあります](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/17013117251343739.3..jpg)
カフェ・ベーカリーという名の通り、フルサービスのエスプレッソ・バーもありますし、メニューには各種サンドイッチやサラダ、スープなどの用意もあります。ただ店内の飲食スペースはそれほど大きくないため、持ち帰り用(トゥ・ゴー)にして庭のベンチで、またはそのまま表通りに戻ってどこかでピクニック風に頂くのも素敵かと思います。
同店のウエブサイトはオンラインストアがギャラリーになっていて、カラフルで楽しい写真が満載なので、ぜひご覧になってみてください。次回においでになる時には絶対に寄りたくなること請け合いです。
【データ】
店名:ジンジャーブレッド・ファクトリー
(The Gingerbread Factory)
住所:828 Commercial St, Leavenworth, WA 98826
TEL:(509) 548-6592
URL:http://www.gingerbreadfactory.com
Facebook:https://www.facebook.com/gingerbreadfactory/
営業時間:火〜木曜 8:00〜16:00、金〜月曜 8:00〜18:00
メニュー:http://www.gingerbreadfactory.com/menu/
![Eko](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/52.jpg)
Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!