ワシントン州の中ほどに位置するドイツ村、レブンワースに行くと必ず立ち寄るのが、銅と真鍮(しんちゅう)を使った匠の技が美しい「メタル・ウォーターフォール・ギャラリー」です。ウォーターフォールというのは滝のことですが、中にモーターを仕込み、水を循環させて作る小さな流れの音が癒しを誘う室内用壁飾りをたくさん扱っているので定評があります。もちろんガーデン用のファウンテンもあります。
銅の赤真鍮の金、そして緑青の自然な色合いを絶妙な感覚で組み合わせ、店内に一歩はいれば、壁いっぱいに飾られた作品に息を飲む思いがします。
こちら、写真中央は薬品処理で発生させた緑青の濃淡を際立たせた作品で、縦横とも150cmほどもあります。4本ある枝と葉の1枚1枚をつなぐ金線は細く柔らかいので好みの角度に曲げることが出来、室内に飾る時に外からの自然光の受け方で表情が変えられるようになっています。
どの作品もラッカー(自然色)仕上げと緑青仕上げ、どちらも注文することが出来ます。
もちろんそんなに大きなものはおいそれとは買えないし、第一飾るところもないし...と思いながらさらに中へ入れば、お手頃サイズの可愛い飾りものもたくさん。こちらの小鳥のモチーフは裏にマグネットが付いていて冷蔵庫などに飾れるようになっているのものあります。サーモンの壁飾りは、私の好みではちょっと...という感じですが、ワシントン州はサーモンとは切っても切れない間柄ですし、釣りをする方はお好きかもしれないですね。
こちらはガーデニング用の飾りものです。銅というとサビが?と心配になりますが、ここの作品は全てアクリル樹脂加工が施してあるため、屋外に飾っても大丈夫です。大きな壁飾りも家の外壁に掛けたら素敵でしょうね。
そしてこちらが店の名前の由来にもなったウォーターフォールの一番素敵だった作品。海の海藻の中を亀が泳ぎ抜けていくデザインになっています。ワインボトルとの比較でも分かりますが、かなりの大きさ。でもこれを家に飾れたら素敵でしょうね。
子供の頃からこう言った彫金細工が好きだったオーナーのロン・オーカットさんがこの店を始めたのは1981年。現在は娘のボニーさんも加わり、全ての作品を確かな手仕事で創作しています。
一つ一つが世界でたった一つの品。
レブンワースにお越しのおりには、ぜひお寄りになってみてください。きっと作品の輝きに心奪われることと思います。
【データ】
店名:メタル・ウォーターフォール・ギャラリー
(The Metal Waterfall Gallery)
住所:703 US-2 D, Leavenworth, WA 98826
電話:(509) 548-5094、(800) 535-4813
URL:http://metalwaterfallgallery.com/index.aspx
営業時間:10:00〜19:00(年中無休)
Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!