バンコクのシーロム地区にあるBTSサーパンタクシン駅から徒歩10分ほど。バンコクの象徴チャオプラヤー川沿いにあるホテルが「タワークラブアットルブア」です。高層ビルのような外見で目立っているので、離れた場所からも確認できますよ。
バンコクの中でも最高級のホテルで、低層階を「ルブアアットステートタワー」、高層階を「タワークラブアットルブア」と名称を分けていますが、どちらに宿泊する場合もタワー1階のフロント(写真)で受付します。フロントからすでにラグジュアリーな雰囲気が漂っていますね。
「タワークラブアットルブア」に宿泊する場合、外のバルコニーに出るにはチェックイン時に誓約書にサインする必要があります。バルコニーからの景色は素晴らしいですが、油断すると本当に危ないですので気をつけて外に出てくださいね。
56階の「タワークラブスイートリバービュー」はリビング、ミニキッチン、バスルーム、ベッドルームのある広々とした客室です。通路にミニキッチンがある設計なので、ホテルというより高級マンションにいる感覚に近いかもしれません。
バスルームには、大きなバスタブ、ガラス張りのシャワールーム、トイレがあり、真っ白でふかふかなタオルもたっぷり用意されています。アメニティは香港ブランドの上海灘(シャンハイタン)で、マンダリンティーの爽やかな香りに癒されます。
日の光が降り注ぐベッドルームには、大きなプレミアムベッドがあって寝心地も最高です。タイの花を象徴する美しい蘭の花も飾られていて、明るく華やかな気分にさせてくれます。ここまで充実していたらホテルステイをじっくり満喫できますね。
早速、部屋のバルコニーのロックを解除して重い窓を開けてみましょう。バンコクのチャオプラヤー川を一望できる最高の景色が広がっています。これは思わず写真を撮ってしまいたくなる景色ですね。写真を撮るときはバルコニー部分を入れると、まるで絵のような雰囲気になりますよ。
ルブアの最上階にあるのが、光り輝くドームが印象的なルーフトップバー「シロッコ」。地上247メートルの高さにあるため「世界一高い天空のバー」とも言われています。同じフロアに高級レストラン「ブリーズ」もありますが、スタンディングバーの「シロッコ」で1〜2杯カクテルを飲むという観光客が多いようです。
映画「ハングオーバー」のロケ地でもあり、映画のキャストのために作られたという「ハングオーバーティーニ」も味わえますよ。レッドマティーニ、グリーンティーリキュールなどを合わせたスッキリ爽やかな味わいです。バンコクの美しい夜景を眺めながら、おいしいカクテルで素敵なひとときを過ごしてください。
ルブアの朝食ビュッフェもおいしいと評判で、こちらを目当てで宿泊する人もいるようです。会場は52階クラブラウンジとMフロア「Cafe Mozu」から選ぶことができますが、「Cafe Mozu」のほうが種類が多いようなのでおすすめです。
朝食ビュッフェで特に人気があるのがパンです!パリのブーランジュリーを思わせる品揃えで、シェフが大きな窯で温めたり焼いたりしてくれます。またシェフが一つ一つ丁寧に作ってくれるオムレツも行列ができるほど。ふわっとろっな食感で、野菜もたっぷりなので食べ応えがありますよ。
レストランはオリエンタルな内装で落ち着けますが、外のプールサイドの席もちょっとしたリゾート気分を味わますよ。ぜひ一日のはじまりを優雅な気分でスタートさせてみてはいかがでしょうか?
【データ】
店名: タワークラブアットルブア
住所:1055 Silom Road, Bangrak, Bangkok 10500
HP:https://www.lebua.com/tower-club
篠宮あかり
広告会社や出版社などを経てフリーのトラベルライターに。プライベートでひとり旅に目覚めてからはアジア、ヨーロッパ、アフリカなど数十カ国を渡航。個人ブログ「いつだって、ひとり旅!」を開設後、様々な旅メディアで国内外の観光スポット、ホテル、グルメを紹介しています。