写真好きの人は意外に多い。最近は若い女性が一眼レフカメラを持ち、何気ない日常からきれいな風景、食べ物まで写真撮影している光景をよく見かけます。写真愛好家が増えるのはいいことですね。写真好きの旅行者のために、今回はカルガリーの写真撮影ポイントをご紹介します。 まずはカウボーイのお祭りで有名なスタンピードパークの裏手の高台から撮影したダウンタウン。ここからはカルガリータワーを中心とした高層ビル群とその手前にあるカルガリー・フレームス(NHL)の本拠地・サドルドームが見えます。見出しの写真は完全に陽が落ちてから、2枚目の写真は黄昏時に撮影しました。撮影ポイントはサリスベリーストリート(Salisbury St)沿いのスコッツマンヒル(Scotsman Hill)から。ここは見晴らし台があり、ベンチも設置されているので写真撮影だけでなく風景鑑賞だけでも十分価値があります。 ダウンタウン撮影ポイントをもう1か所。ダウンタウン北側のクレセントロード(Crecsent Road)沿いのマクヒューブラフパーク(McHugh Bluff Park)から。ここも高台になっていて正面に高層ビル群、その手前にボウ川が流れている景色が撮影できます。この公園は遊歩道があるのでどこから撮影してもいい写真が撮れます。 続いて前回のコラムでもお伝えしたスティーブンアベニュー(Stephen Avenue)。両サイドに店舗が軒を連ね、奥には高層ビル群がそびえ立っています。この通りは人通りが多く、昼間に撮影するともう少し活気のある写真が撮れますし、夏ならイベントが行われていたり、フードトラックが出ていて面白い写真が撮れます。 これは2012年3月に開通したピースブリッジ(Peace Bridge)の途中で撮影したものです。スペイン人建築家によってデザインされたピースブリッジは新しいカルガリーのシンボルとなっています。私は橋の中から撮影しましたが一般的には橋の外観を撮影する人のほうが圧倒的に多いと思われます。場所は6ストリート(6th Street)と1アベニュー(1st Avenue )付近から歩いて橋にアクセスできます。というかこの橋は自転車か歩きでしか渡れないので、この場所まで車で行くことはできません。今回4か所ご紹介しましたが、また面白い撮影場所を見つけたらレポートしたいと思います。 【データ】サリスベリーストリート(Salisbury St)のスコッツマンヒル(Scotsman Hill)行き方:市中心部から南に延びる幹線道路のMacleodを南へ。25アベニュー(25 Avenue)で左に曲がり、6ストリート(6 Street)を左に曲がると撮影ポイント。クレセントロード(Crecsent Road)沿いのマクヒューブラフパーク(McHugh Bluff Park)行き方:市中心部からセンターストリート(Centre Street)を北へ。8アベニュー(8 Avenue)か9アベニュー(9 Avenue)で左折。突き当りの2ストリート(2 Street)を左折すると公園に出る。 スティーブンアベニュー(Stephen Avenue)行き方:市中心部を走る市電(C-Train)の線路から南へ1ブロック。1ストリート(1 Street)から4ストリート(4 Street)の間が見どころピースブリッジ(Peace Bridge)行き方:6ストリート(6th Street SW)と1アベニュー(1st Avenue SW)の角付近から橋が見える。ここから遊歩道があり橋に続いている。 白柿 佳一アメリカでマスコミ学の修士号を取得。在学中のインターンでニュース映像カメラマンを経験。帰国後、テレビ通販チャンネルのカメラマンとして11年勤務。2012年3月、アラフォーオヤジが妻子を連れてカナダ移住を実現。現在、カルガリー、バンフを中心にビデオカメラマンとして活動しながら、地元日系情報誌カルガリー・ウォーカーにもコラムを執筆中。