クリスマスから新年にかけて、シアトルセンターで毎年開催されている「ウインターフェスト」に行ってきました。期間中には地元のあちこちの学校がステージでクリスマスキャロルを披露するのですが、今年はうちの子もその合唱で参加したためです。以前はセンターハウスと呼ばれたアーモリーは、子供博物館や劇場、フードコートなどがあるイベント会場で、年間を通して毎週のように行われる各国カルチャーイベントの中心でもあります。現在の名称の由来は、シアトルセンターが1962年の万博会場として再開発される以前は、ここに軍関係の施設(Armory)があったからだそうです。 そんな施設だったと思えば、鉄骨むき出しの厳つい感じの天井もなんとなく分かる気がしますが、今はそこかしこに飾られたクリスマスツリーやクリスマスリースのまばゆさに、対照的な感じが却ってクールに思えるほどです。 シアトルセンターのメインのコンコースに開いた正面口の窓の感じも倉庫的ですが、天井まで届く窓の高さを上手に利用したインテリアになっていました。 角度を変えた建物内の全景。右手に見えるのが子供達が歌うステージ、柵のある吹き抜けの階下は子供博物館です。ところでウィンターフェスト中のアーモリーのもう1つの呼び物は、鉄道模型の巨大ジオラマです。こちらも毎年テーマを変えて作られています。 冬場でも温暖で、あまり積雪が見られないシアトルですが、毎年のジオラマは雪景色。ウインター・ワンダーランドを再現しています。向こうに見える時計塔の下がコントロールルームになっています。 一周して機関車が巡ってくると、近くで見ている子供達の歓声が上がります。手前の青い池では人形がちゃんと動いて、スケート遊びをしている感じが出ています。 アンティークな消防車と消防署。アメリカ人取って、こういう風景はたまらなく郷愁を誘われるのだそうです。 雪の積もった公園風景。ジオラマ好き、ドールハウス好きな人にはたまらないのでしょうね。12月いっぱい開催されるウインターフェストでは毎日イベントが盛りだくさんで、大晦日のカウントダウンとスペースニードルの花火で幕を閉じます。ぜひおいでになってみてくださいね! この日はサッカーのシアトル・サウンダーズがメジャーリーグ初優勝を果たしたお祝いで、スペースニードルがチームカラーの緑にライトアップされていました! 【データ】名称:ウインターフェスト2016(Winterfest 2016)開催日:11月25日〜12月31日URL:http://www.seattlecenter.com/winterfest/住所:305 Harrison St, Seattle, WA 98109TEL:(206) 684-7200*主なイベント・スケジュール*氷の彫刻実演(フィッシャーパビリオン前) 土曜日開催、無料 12/24、31 12:00〜14:00アイススケートリンク(フィッシャーパビリオン内) 11/25〜1/2 日〜木曜 11:00〜20:00 金〜土曜 11:00〜22:00 (12/24は16:00まで、12/25休館、12/31は23:30まで) 入場料+スケートレンタル 7ドル ディケンズ・キャロラーズ(アーモリー) 12/24、12:30〜13:30 無料 ビクトリア朝時代の正当クリスマス・キャロルのパフォーマンス大晦日と新年カウントダウン&スペースニードルの花火 12/31 20:00〜 無料 Eko夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!