アメリカの家庭はクリスマスに本物のモミの木を飾る本格派。逆に言えば生木を使うので、せっかく飾ったツリーもそのシーズン限りしか使えません。クリスマスが明けたツリーの運命は・・・!
ツリーとの出会い
クリスマスが近づくとホームセンターではモミの木販売コーナーができたり、ツリー専門の露店が現われたりと、アメリカではいたるところで生木のツリーが売りに出されます。サンクスギビングが終われば家族でツリー市に出かけ、お気に入りの1本を選んで持ち帰るのが風物詩のひとつ。
ツリーと過ごす1ヵ月
連れて帰ったお気に入りの生木は専用スタンドに立て、きらびやかにデコレーションしては、断面が乾かないよう定期的に水をやります。爽やかなモミの香りを楽しみながら、お気に入りのツリーとクリスマスを共に迎えます。
ツリーとのお別れ
生木のツリーがメジャーなアメリカならではのサービス クリスマスが過ぎるとゴミ箱の脇に横たわるツリーを見かけることが。
はじめてその光景を目にする留学生は「切り替えが早いな!」と思うかもしれませんが、安心してください。クリスマスを共に過ごしたツリーたちは捨てられずにリサイクルされます。
通常のゴミの収集と合わせてツリーを回収する場合もあれば、専用の集積所を設ける場合もあり、各市町村がクリスマスツリーをリサイクルするサービスを提供しています。いずれも無料回収の場合が大半です。中には寄付金をもらう代わりにツリーを回収する活動をしているボーイスカウトもいるそうです。 旅行ではなかなか見られない「クリスマスのその後」。本やウェブにも載っていない海外の日常を体験できるのは留学ならではです。留学に行かれる方はぜひ現地の生活にも注目してみてください!
参考) How to Keep Your Christmas Tree Fresh Longer
National Christmas Tree Association-Recycle Your Tree