シアトル観光のスタート地点、パイク・プレイス・マーケット ダウンタウンの中心部から西側に少し歩くと、パイク・プレイス・マーケット(Pike Place Market)が見えてきます。シアトルで最も大きな公設市場です。1907年に設立され、すでに100年以上の歴史があります。はじまりは農民が農作物を持ち寄って市民に販売する場所、つまりファーマーズマーケットでした。中でも日系人の農民がマーケットの発展に関わっていたということで、マーケットの入り口付近には日本人作家による切り絵が飾られています。同じ日本人としてぜひ見ておきたい場所ですね。 新鮮なシーフードの市場 現在は約190の店舗が軒を連ねています。一番のメインはシーフード! 港町として栄えるシアトルでは、ノースウエストの豊富な魚介類がフレッシュな状態で入荷されます。活気あふれる魚市場は、シアトルならではの光景です。 客の目の前を魚が飛び交う「フライング・フィッシュ」 魚市場の見所は「フライング・フィッシュ」。その名の通り、魚が宙を飛びます。お客さんが魚を購入すると、店員さん同士がその魚をポーンと投げ合うパフォーマンスしてくれます。小気味好い店員さんの口上とキビキビした動きは一見の価値アリ。客と店員の商談はもちろん英語なので、初めて訪れた人にはどこで何が起こっているのかちょっと分かりにくいかもしれません。でも大丈夫。フライング・フィッシュが始まりそうになると、まわりに観光客が集まってきてカメラを構え出しますので、一目瞭然です。乗り遅れないようにカメラの準備をして待ちましょう。シーフードだけでなく、フルーツも新鮮で珍しいものが揃っているのでオススメです。各所で試食を配っていて、タダで食べ比べができます。 魚以外も充実 もうひとつオススメは花束です。豊かな自然に囲まれたシアトルの人たちは、お花が大好き。ずらりと並んだ色とりどりの季節の花を、ステキな花束にして持ち帰りましょう。値段はひと束10ドル〜(※店舗によって異なる)と、日本よりもずっとリーズナブル。 花束を抱えて道を歩いていると、すれ違う人に「キレイな花だね!」と話しかけられたりして、地元民になったような気分を味わうことも。 景色のいいレストラン マーケット内には数多くのレストランがあります。こちらはサウンド・ビュー・カフェ(Sound View Cafe)。朝から営業しているのが嬉しいところで、今日はブレックファーストのセット(各10ドル程度〜)をいただきました。 店名の通りにピュージェット湾(Puget Sound)の眺めを楽しみながら、飲み放題のホットコーヒーでゆっくりひと息。 市場は朝早くから営業しています。シアトル観光のスタートは、ぜひパイク・プレイス・マーケットから始めてくださいね。【データ】店名:サウンド・ビュー・カフェ(Sound View Cafe)住所:1501 Pike Pl, Ste 501, Seattle WA 98101Tel:206-623-5700営業時間:8:00〜20:00定休日:なし備考:予約不可 こむら木綿シアトルのワシントン大学へビジネス留学。海と山と湖に囲まれた美しい街、シアトルにすっかりハマる。今は現地の生活情報紙&ウェブサイト「SoySource(ソイソース)」でライター兼編集者として、日々シアトルの情報を発信しています。好きなスタバのメニューはチャイラテ。王道の観光地からローカルに人気のホットな遊び方まで、シアトルの魅力をご紹介していきます!シアトルの日本語情報サイト「SoySource」