メキシコシティを訪れる人なら必ず訪れるであろう人気観光スポットが、国立人類学博物館。全ての展示をじっくり見ようと思ったらとても1日では足りない、巨大博物館です。
ただ、実際はそこまで一か所の観光に時間はかけられない人が多いと思います。そこで今回は、歴史の説明は専門のガイドブックに譲るとして、忙しい人の為に館内で人気の撮影スポットになっている場所をいくつかご紹介します。
日本でも終末の予言で一時話題になったアステカ・カレンダーは、第七展示室(アステカ文明)の中央に高々と掲げてあります。この写真だとあまり上手くいっていないのですが笑、高さを利用して「手乗りアステカ・カレンダー」写真を撮るのが人気です。
同じく第七展示室、壁際にあるのが、こちらの王の被り物。美しい緑は今もメキシコに生息するケツァルという鳥の羽で、王の権力と神聖性を示すためにこのような被り物が使われていました。
ここの展示ケースの前に立って、はめ込み看板風に写真を撮るのも人気があります。展示物保護のためにかなり照明が落としてあるのですが、是非チャレンジしてみて下さい。
メキシコ各地のお土産屋さんで絶対置いてある置物が、先述のアステカ・カレンダーと、このチャック・モール像のレプリカ。ただレプリカは石像な場合が多く、とにかく重たいので、写真に撮って思い出に残して置くのがおすすめです。
シュールな表情とポージングが印象的なこの像、実は生贄の内臓を神に捧げるための供物台でした。国立人類学博物館では、第10展示室(マヤ文明)で会うことができます。
第九展示室は巨大人頭像で有名なメキシコ湾岸文化の展示室、勿論室内にも貴重な展示が沢山あるのですが、写真を撮るなら屋外にあるレプリカがおすすめです。ジャングル風の植生の中で、実際はこんな風に置かれていたのかな?と想像を掻き立てられるような置き方がされています。
こちら第六展示室(トルテカ文明)にある、メキシコシティ近郊のトゥーラ遺跡の戦士像です。よくガイドブック等に使われているのはこの正面からのショットなのですが、実はお尻の絶妙なカーブが凄くよくできていて、可愛いんです。笑
敢えて写真は載せないでおくので、現地に行かれたら是非、後ろに回って見てみて下さい!
ベタと言われようと時間が無かろうとやっぱりお勧めしたい国立人類学博物館、短時間の滞在でも詳しい歴史が分からなくても、古代の人々の高い技術力と美意識は、きっと心に響くと思います。
メキシコ人が入場無料になる日曜日は入場待ちの行列ができるほど混むので、時間に都合がつくなら平日に行った方が落ち着いて鑑賞できます。
【データ】
名称:国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropología)
住所:Av. Paseo de la Reforma y calzada Gandhi s/n, Col. Chapultepec Polanco, Delegación Miguel Hidalgo, Ciudad de México, C.P.11560
Tel:52 55 4040 5300
URL:https://www.mna.inah.gob.mx/
営業時間:火-日 9時-19時(月曜休み)
料金:$65(日曜はメキシコ人とメキシコ居住の外国人無料、要証明書)
アクセス:メトロ7号線アウディトリオ駅(Auditorio)から徒歩5分。
お散歩好きな方なら、レフォルマ方面からレフォルマ通り(パセオデラレフォルマ、Paseo de la Reforma)をずっと歩いてチャプルテペック方面に行くのもお勧めです。
Sayaka
初めてのメキシコは、一年間の語学留学で訪れたメキシコシティ。今は仕事の都合で、二度目のメキシコ生活を通称「美男美女の街」「肉の街」のモンテレイで送っています。(名前に偽りなく、確かに美男美女は多いし、肉は美味しいです!)旅先で欠かせないのは、スーパーマーケット巡り・絵葉書を書く・各地の公共交通機関に乗ること。まだまだ旅行情報の少ないメキシコ、自分が「あったら便利」と思う情報を、どんどん共有していきたいと思います。