コタキナバル市内にある港「ジェッセルトン・ポイント」からボートで約15分。トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園の中で最も大きな島「ガヤ島」にある、「ガヤナ・エコ・リゾート」に到着する。島に沿って水上コテージが点在する、スパ施設、ダイビングセンター、ミニ水族館まで備えた本格派リゾートで、数日滞在してもリゾート内で十分楽しめる。
コタキナバルシティーの北の端にある港「ジェッセルトンポイント」。桟橋の横に、「ガヤナ・エコ・リゾート」と姉妹ホテルの「ガヤ・アイランド・リゾート」行ボートの乗船手続きを行う事務所があります。こちらで、乗船手続きをしてボートの到着を待ちます。
事務所で待っていれば、ボートが来たら知らせてくれます。
小型のボートに15分ほど揺られたら、「ガヤナ・エコ・リゾート」に到着します。
リゾートのジェティーに到着すると正面にレセプションとフロントオフィスのある建物があります。こちらで、ウエルカムドリンクで一服し、チェックインを完了した後、お部屋に案内してもらいます。
見ているだけで満足してしまいそうな、美しさです。大小様々な魚が泳ぐ透明な海の上に水上コテージが並び、ブーゲンビリアの花が色を添えています。
島に沿って並ぶ水上コテージは、桟橋でつながれており海上の散歩を楽しめます。レストラン、スパ、プールなど一部の施設は島の上にありますが、宿泊施設はすべて海上にあります。
海に面して並ぶ「オーシャンヴィラ」。広いベランダが最大のポイントです。直接海に出て泳ぐこともできます。また、お部屋に食事を運んでもらうこともできるのですが、その際はレストランから船で運ばれてきます。
オーシャンヴィラ(34号室)内部の様子です。広さは75?あり、ベッドはエクストララージダブルです。フローリングを始め木材が多く使われたぬくもりのあるデザインで、ハイビスカスを思わせる鮮やかな赤でリゾートらしい雰囲気を演出しています。
もちろん、室内の備品もしっかり揃っています。かなり充実したコーヒー・紅茶セット、無料のミネラルウォーター、アイロン・アイロン台、セフティーボックス、湯沸しポット、ミニバーと、基本的なものはすべて揃っています。
南国リゾートらしい、こんな備品もあります。
バスルームです。バスタブはありませんが、レインシャワー付きの広くて使いやすいシャワーブースがあります。海を眺めながらシャワーを浴びることもできますが、もちろんブラインドもあります。
バスアメニティーも充実しています。歯磨き、髭剃り、シャワーキャップ、ソーイングセット、ボディーローション、体を洗うスポンジなど、一通り揃っています。ドライヤーは、引出の中にあります。
オーシャンヴィラの通路を挟んで向かいにあり、島側に面している客室が「レインフォレストヴィラ」です。客室内部の造りは、オーシャンヴィラとほぼ同じです。
こちらの客室も大きなベランダがありますが、眺望は島側の森となっています。
パームヴィラは、このリゾートで最上ランクの客室で150?の贅沢な造りとなっています。リビングの床がガラス張りになっており、泳ぎ回る魚を見ることができます。
ベランダには、プライベートプールが付いています。まさに夢のようなリゾートライフを体験できるお部屋です。ホテルのスタッフによると、このレベルのお部屋にしては比較的リーズナブルな価格で泊まれるため、大変人気があるそうです。
ほとんどの施設が水上にあるこのリゾートですが、さすがにプールはガヤ島の上にあります。
インフィニティープールの横にある建物は、ソレス・スパ(Solace Spa)。美しい風景を眺めながら、ボルネオ・ナチュラル・トリートメントでリラックスできます。
レセプションから、スパ、プールの前を通り、桟橋を歩いてオーシャンヴィラ、パームヴィラを通り抜けた先に、「マリン・エコロジー・リサーチ・センター」があります。
絶滅の危機にあるシャコ貝の繁殖やサンゴ礁の回復などのため調査・研究を行う施設で、小さな水族館やタッチプールが併設されています。
レセプションのある建物のすぐ横に「ダイビングセンター」があります。ダイビングを希望される場合はこちらで受け付けています。ビギナーからベテランのダイバーまで対応できる体制が整っています。
リゾートが自ら管理する養殖場から運ばれる魚を使った新鮮なシーフード料理が自慢の中華料理レストラン。レセプションの横にある円形の建物。
プールサイドにあるカジュアルなレストラン。ナシゴレン、ミーゴレンなどのローカルフードやピザなどの軽食メニューもあります。
このリゾートへの交通手段は船のみです。基本的に、チェックインは13:30と15:30、チェックアウトは9:00と11:00の間で、この時間であればボート代は無料です(チェックインの15分前にジェッセルトンポイントからボートが出ます)。これ以外の時間にチェックイン・アウトを行うと、1名ごとに片道50リンギットのノンチャーターボート代金が必要となります。時間帯によっては、グループごとにチャーターボート代が必要になります(お泊りの際は、必ずリゾートに詳細をお問い合わせください)。
コタキナバルに到着して、そのままリゾートに向かったり、チェックアウトしてそのまま帰国便に乗るのは難しいケースもありますので前後にコタキナバルシティーでの宿泊を入れた方がスムーズです。
【ホテル情報】
住所:Malohom Bay, Gaya Island, Tunku Abdul Rahman Park, Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia.
Tel: 088 380390
客室数:52室
チェックイン:13時30分、15時30分
チェックアウト:9時、11時
阿部 吾郎
24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。