ワインに合う、甘くないクリスマスケーキはいかが? シンガポールを代表チームを率いて、世界的なコンクールに何度も出場している、パン・コック・ケオン(Pang Kok Keong)シェフ。毎年クリスマスのシーズンに新しいケーキを発表し、去年は、シャンパンやワインとの相性も抜群の、サンドイッチタイプの甘くないケーキが登場しましたが、今回も新しいバージョンが登場、その名もイベールネット(Hivernette、S$75)。ビーツの天然の赤い色素を使って作ったクリームチーズがメインの、綺麗なピンク色のクリームに、色鮮やかな野菜がちりばめられ、去年よりもさらに華やかなデコレーションにグレードアップ。見た目からもわかるように、野菜がたっぷり使われたサンドイッチケーキです。蜂蜜を使って焼き上げたカントリーブレッドにオリーブオイルとマスタードバターを挟み、3層のフィリングを閉じ込めています。フィリングは、天然キノコのラグー、小さなキュウリのピクルスとキャラメリゼした玉ねぎ、和牛を赤ワインで煮込んだブフ・ブルギニヨン。赤ワインが欲しくなりそうな組み合わせです。こんなに可愛いケーキなら、野菜嫌いの子供もしっかり食べてくれるかも。 ピスタチオクリームが嬉しい、定番のイチゴショート その他にも、日本でケーキと言えば定番の苺ショートケーキの見た目ですが、味を更にグレードアップした印象のフレジエ(Fraisier、S$55)は、スポンジケーキにアーモンドパウダーを使い、間のクリームは苺と相性のいいカスタードをベースにしたピスタチオクリームを挟み、上にはたっぷりのフレッシュな苺が飾られています。 ロマンチックさなら一番!バラとラズベリーのケーキ スーパーロバ(Superlova、S$55)は、ヨーロッパの伝統的なログ(切り倒した木の形)ケーキを、華やかにアレンジ。バラのムースとスポンジ、柚子のクリーム、ラズベリーのゼリーにライチが、薔薇の甘い香りを強調します。薔薇のマカロン、ラズベリーのマシュマロなど、ピンクで統一したケーキはロマンチックな雰囲気満点。 その他にも、食べるのが勿体無くなりそうな、華やかな赤いクリスマスツリー形のチョコレートケーキや、マロングラッセを飾ったモンブランのログケーキなど、様々なクリスマスアイテムが目白押し。クリスマスの食卓を華やかに彩るケーキ、ぜひチェックしてみてくださいね!ちなみに、オーチャードのマンダリン・ギャラリーの2階にも支店があります。 【データ】アントワネット(Antoinette)住所:30 Penhas Road (off Lavender Street) Singapore,208188Tel: +65-6293-3121営業時間:月曜〜木曜(11:00〜22:00)、金曜、祝前日(11:00〜23:00)、土曜(10:00〜23:00)、日曜、祝日(10:00〜22:00)定休日:なし最寄駅:MRTラベンダー駅(徒歩3分)URL:http://antoinette.com.sg 仲山 今日子元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイド。ブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。