2006年に旧ユーゴスラビアから独立した建国10周年のまだまだ新しい国、モンテネグロ。福島県とほぼ同じ大きさで人口60万人ほどのバルカン半島に位置する小さな国です。日本人にはあまり馴染みのない国かもしれませんが、「アドリア海の真珠」とも呼ばれる人気の観光地、クロアチアのドブロブニクからモンテネグロへは日帰りでも訪れることができるんです!今回、クロアチアから行くモンテネグロ日帰り旅行のおススメポイントを紹介します。
クロアチアのドブロブニクからモンテネグロの国境まではわずか45?。近くに位置しながら、通貨も言語も違うクロアチアとモンテネグロ。モンテネグロへドブロブニクから日帰りで訪れるには、現地発着のツアーを利用するのが便利。ドブロブニクの街中にはモンテネグロを訪れる日帰りツアーを催行している旅行会社がたくさんあるので、そうしたお店でツアーを申し込んでみましょう。
ここからは、モンテネグロ国内の見どころを紹介します。最初の見どころは、国境を越えしばらく進むと見えてくる、モンテネグロの南西部に位置する青々としたコトル湾。このコトル湾上には、聖ジョージ教会、聖母マリア教会と呼ばれる二つの教会の姿も。コトル湾の周りをぐるりと車やバスで巡りながら水上の教会を眺めたり、コトル湾沿いにある小さな街たち目を留めてみましょう。
また、コトル湾上には車ごと乗れるフェリーも運航中。コトル湾の上から周りの景色を楽しむことも可能。ツアーによっては往路はコトル湾の周りを車やバスでドライブ、復路はフェリーでコトル湾を渡るルートが組まれています。
世界遺産にも登録されているモンテネグロの城塞都市、コトル。城壁で囲まれた街の中へ入ってみると、大きな時計塔が目を引く広場や、ヨーロッパらしい白い壁にオレンジ屋根の可愛らしい家々が姿を現します。そんなコトルの街中の家々の中には、オシャレなカフェやレストランになっているものも。観光の合間に一息ついたり、街中にそびえる美しい正教会の教会をのぞいたりしながら、フォトジェニックな街並みを楽しみましょう。
また城壁の外では活気ある青空市場が開かれているので、市場でモンテネグロの台所事情をのぞいてみるのも面白いかもしれません。
コトル同様に城塞都市のブドォバは美しいアドリア海に面し、リゾート地としても人気の街。ブドォバ近郊は「ブドヴァンスカ・リヴィエラ」と呼ばれる25?にも及ぶリゾートエリアで、リゾートタウンが並び、ブドォバはその中心的存在。ブドォバのビーチ沿いにはカフェも建ち並び、のんびりと過ごす人々で賑わっています。
ブドォバは海沿いの街だけあって、美味しいシーフードに舌鼓を打つにも最適。港のそばにあるレストラン「コッドクルスタ」をはじめ、ブドォバでは新鮮な海の幸を味わえます。
お隣の国モンテネグロにやって来たならば、何かモンテネグロならではのお土産を手に入れたいと思う方も多いはず。モンテネグロらしいお土産といえば「モンテネグロの十戒」が記されたポストカード。モンテネグロは怠け者が多いということで有名らしく、「いかに怠けて生きるか」を記したポストカードがお土産屋さんでは売られています(英語をはじめ、日本語バージョンもあります)。このユーモアたっぷりのポストカードは、今なお働き過ぎといわれる日本人にピッタリなお土産になること間違えなし。
ポストカード以外にも、白い壁とオレンジ屋根が可愛らしいモンテネグロの家を模したミニチュアも、旅の思い出としてお土産によいかもしれません。
クロアチアからの日帰りモンテネグロの旅。モンテネグロだけを訪れる機会はなかなか無いという方でも気軽に訪れることができ、更には島国日本では体験できない「陸路での国境越え」も体験できます。クロアチアのドブロブニクを訪れた際は、ちょっと足を延ばしてお隣の国モンテネグロも訪れてみてはいかがでしょうか。
【データ】
《ドブロブニク(クロアチア)発モンテネグロ日帰りツアー》
・ドブロブニク市内の各ツアー会社にて申し込み可能
《ブドォバのレストラン》
・店名:コッドクルスタ(Restoran Jadran Kod Krsta)
・住所:Budva, Crna gora, Obala bb
・TEL: (382) 69 030 180 / (382) 69 338 332
・URL:http://www.restaurantjadran.com/eng