毎年ヨーロッパで11月下旬から12月24日のクリスマスイブまで開催されるクリスマスマーケット。ドイツ3大クリスマスマーケットと言えばドレスデン、シュトゥットガルト、ニュルンベルクが有名ですよね。しかし今回は日本から直行便があって内容も充実しているミュンヘンのクリスマスマーケットをご紹介します!
南ドイツに位置する都市ミュンヘン。街の中心部マリエン広場には、ドイツ最大の仕掛け時計がある新市庁舎、王族の暮らしが垣間見れる豪華な宮殿など、バイエルン王家ゆかりの建物を見ることができます。毎年マリエン広場で開かれるクリスマスマーケット「クリストキンドルマクルト」は、14世紀から始まった歴史あるものと伝えられています。
クリスマスマーケットの屋台では、クリスマスツリーを彩るオーナメントを中心に様々な雑貨を販売しています。サンタクロースや天使のかわいい人形、色とりどりのキャンドルなど、思わず買いたくなってしまうものばかり!特にイエス・キリスト生誕のシーンを木彫りや粘土で表現した工芸品「クリッペ」の品揃えが充実しているそうです。
新市庁舎前にある巨大なもみの木は、約3000個の電球でライトアップされて幻想的な雰囲気になります。夕方になると新市庁舎のバルコニーに、バイエルンの管弦楽グループやコーラス隊が登場して生演奏のライブを行ってくれますよ。
また日によっては、聖ニコラスのお供で悪い子供に罰を与えると言われている「クランプス」が登場することも!怖い鬼のような格好をしているので、日本の「なまはげ」を思い出してしまうかもしれませんね。
屋台で絶対に外せないのがグリューワインです!シナモンやオレンジピール、数種類のスパイスをブレンドした赤ワインで身体の芯から温まりますよ。
マグカップはその年や屋台によってデザインが異なっており、気に入ったら持ち帰りもOK。ワインの代金はマグカップの分も含まれているので、マグカップを店に返却するとお金が戻るシステムなのです。ワインを飲んだ後は結構ベタベタするのでビニール袋があると持ち帰りやすいですよ。
ミュンヘンはクリスマスマーケットの他にも、シンデレラ城のモデルとも言われるノイシュヴァンシュタイン城へのアクセスも良いので、初めてドイツに行く方におすすめです!ぜひこの冬に行ってみてはいかがでしょうか。
【データ】
・ミュンヘン クリスマスマーケット(Munich Christmas Market)
・開催場所: マリエン広場、ミュンヘン市内各所
・URL: https://www.muenchen.de/int/en/events/christmas-market.html
・2016年開催日:11/25-12/24
篠宮あかり
広告会社や出版社などを経てフリーのトラベルライターに。プライベートでひとり旅に目覚めてからはアジア、ヨーロッパ、アフリカなど数十カ国を渡航。個人ブログ「いつだって、ひとり旅!」を開設後、様々な旅メディアで国内外の観光スポット、ホテル、グルメを紹介しています。