ここは、メリーランド州ボルチモアのフェルズポイント。今日は、創業20周年のビーガン・レストラン・カフェ「リキッド・アース(Liquid Earth)」にお邪魔しています。「ザ・ローフード(The Raw Food)」というウェブサイトの記事によると、2009年のアメリカ合衆国のベジタリアンは人口の約1%程度でしたが、2年前は、人口の約5%がベジタリアンで、そのうち半分がビーガンであると書かれています。つまり、この記事の統計から推測すると、「リキッド・アース」の創業当時の20年ほど前にはまだ国内にビーガニズムがそれほど普及していなかったことになりますが、このお店は、今ではボルチモア屈指のビーガン料理のお店として知られており、ベジタリアンやローフードの愛好家に大人気のお店です。 お店の中でも食事ができますが、この日は、リキッド・アース・クラブ・サンドイッチ(Liquid Earth Club Sandwich)とロー・ベジタリアン・ロール(Raw Vegetarian Roll)をテイクアウトしてみました。ロー・ベジタリアン・ロールには、たっぷりのハマスといっしょにニンジン、レッドキャベツ、スプラウツ、レタス、キュウリが巻いてあります。 アメリカで、いわゆるクラブ・サンドイッチ(Club Sandwich)といえば、ベーコンやターキー、レタス、トマト、マヨネーズなどを挟んだサンドイッチを指しますが、リキッド・アース・クラブ・サンドイッチには、肉類は使われておらず、パンに、セロリ、グリーンリーフ、トマトのほか、レッドオニオン、アボカド、スプラウツがたっぷり挟んであります。もちろんマヨネーズも、卵を使っていない「ナヨネーズ(Nayonnaise)」。量が多過ぎるように見えましたが、野菜中心の食材なのでサラダを食べているようなライトな食感で、あっという間に平らげてしまいました。 飲み物は、コーヒーやティーはもちろん、新鮮な食材を使った27種類のジュース、15種類のスムージー(うち4種類はロー・スムージー)のメニューから選べます。鉄分、カルシウム、オメガ3等の高タンパクの脂肪酸を含むスーパーフードの代表格ヘンプシードから作られたヘンプミルク、ヘンプナッツ、ビタミンB群やポリフェノールを多く含むブルーベリー、小麦胚芽などの材料で作られたスムージーが売れ筋のようですが、栄養価が高そうなロー・スムージーのメニューを読んでいるだけで栄養分が摂れたような錯覚に陥りそうに。。。ちなみに、牛乳を飲まないベジタリアンやビーガンの人々の間では豆乳も大人気です。ここは、ボリュームのあり過ぎるお料理に飽きてきた方々に、ぜひお試しいただきたいおススメのお店です。 【データ】リキッド・アース(Liquid Earth)住所:1626 Aliceanna St, Baltimore, MD 21231TEL:1-410-276-6606Eメール:liquidearth@liquidearth.comURL:http://www.liquidearth.com/URL:https://www.facebook.com/LIQUID-EARTH-68432964412/アクセス:インナーハーバーから徒歩約1分*ケータリング・サービス有。少数のサンドイッチのトレイの注文は72時間前、大きなサイズの注文は7日前に受け付けます。「ザ・ローフード(The Raw Food)」の記事URL:https://news.therawfoodworld.com/16-million-people-us-now-vegan-vegetarian/ 舞林鳥 恵80年代後半から日米間を往復する暮らしを始め、現在DCから小一時間の田舎町で夫とのふたり暮らしを満喫しています。カントリーライフの醍醐味をHappyNest in Americaにて配信中。ワシントンDC周辺の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けします。