年末年始の休みを利用してパリを訪れる人も多いと思います。この時期に外せないのがマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)。パリ市内でも至る所で開かれています。
その中でも特に有名なのが、コンコルド広場から凱旋門方面に続く、シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケット。大通りの両端に、露店がずらりと軒を連ねます。
クリスマスマーケットで売られる定番といえばヴァン・ショー(ホット・ワイン)、マロン・ショー(焼き栗)の2つ。これらを見ると「今年も冬が来たな」と思わせてくれる品々です。その他にもバーバパパ(綿菓子)、チュロス、クレープなど、様々な食べ物が並びます。
食品以外にはマフラー、帽子、石けん、アクセサリーなど雑貨類もあります。ただし、よくラベルを見てみると、中国製など外国製だったりする場合が多いです。パリっ子はこれらクリスマスマーケットを、「マルシェ・ド・ノエルはパリの名物だけど、フランスのものなんて何も売られていないよ」と、よく揶揄します。
そうは言っても、観光客にとっては楽しめるスポットということには間違いありません。この時期にフランスを訪れるようでしたら、一度は足を運んでみることをおすすめします。シャンゼリゼ通りを彩るイルミネーションも美しく、見て歩くだけでも楽しめる期間限定スポットです。
【データ】
名称:シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケット(Marché de Noël des Champs-Elysées)
住所:Avenue des Champs-Élysées
営業時間:10:30〜24:00(金・土曜は〜翌1:00)
休み:なし
最寄り駅:地下鉄1、8、12号線Concorde
備考:開催期間は2016年11月15日〜2017年1月8日
加藤 亨延
ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。