オーストラリアの西側、インド洋に浮かぶロットネスト島。「世界一幸せそうな生き物」とも呼ばれるクオッカことクアッカワラビーの生息地としても知られ、A級自然保護区に指定される程に自然豊かなこの島には、60を越えるビーチと20もの湾があり、海を楽しむリゾート地としても高い人気を誇ります。
数あるビーチや湾の中でも、オーストラリア本土とロットネスト島を結ぶフェリーが発着する島の東側に位置するオススメのビーチや湾を今回紹介します。
フェリー乗り場からも程近い、ピンキービーチ。灯台を背に白浜のビーチが広がるこの場所は、写真の撮影スポットとしても人気。アクセス良好で、夕暮れ時も美しいロットネスト島の中でも人気のビーチです。
ロットネスト島の東南に位置する、こじんまりとしたサイズが程よいリトルサーモンベイ。海底の砂もサラサラで波も穏やかなので、気軽に海水浴を楽しんだり、浅瀬でシュノーケリングを楽しむにももってこいのビーチです。また、リトルサーモンベイにやって来たら少し坂道を上って、上から湾を見下ろしてみましょう。透き通るような青い海と自然の岩々が造り出したリトルサーモンベイの美しさを再認識できます。
ビーチにやって来ると、水面に顔を出している物体に目を奪われるヘンリエッタロックス。その物体の正体は、なんと難波船。1939年にロットネスト島から19km程離れた街、フリーマントル沖から漂流し、この地にその姿を留めた船「シャーク」。ビーチのすぐそばに沈んでいる為、ボートにも乗らず、ダイビング機材も不要で、シュノーケリングのみで気軽に海に沈む難波船を見学することができます。海の中に入ると、ビーチから見える以上に規模の大きな船の姿に驚いてしまうはず。アザラシの生息地にも程近く、タイミングが合えば沖に遊びにやって来た可愛いアザラシの姿を目にすることができるかもしれません。
島の東側に位置するキングスタウン。キングスタウン周辺のビーチを歩いていて遭遇するのは、不思議な形をした巨大な岩たち。潮が満ちていない時には、その迫力満点の姿を間近で見ることができます。トカゲのような形をしたユニークな岩もあるので、ぜひ探してみましょう。 もちろん岩だけでなく、遠くに行き交うフェリーの姿も見える、美しい海と砂浜のビーチも健在です。
今回紹介した以外にもたくさんの個性豊かで、美しいビーチを有するロットネスト島。島内をサイクリングやバスで巡り、数あるビーチの中からあなただけのお気に入りの場所をみつけて、美しい海の側でとっておきの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【データ】
《ピンキービーチ(Pinky Beach)》
・行き方:フェリーの発着するThomson Bayより北へ徒歩10分
《リトルサーモンベイ(Little Salmon Bay)》
・行き方:島内巡回バスのバス停6番(Little Salmon Bay)下車すぐ
《ヘンリエッタロックス(Henrietta Rocks)》
・島内巡回バスのバス停3番(Henrietta Rocks)下車すぐ
《キングスタウン(Kingstown)》
島内巡回バスのバス停2番(Kingstown)下車、東へ徒歩5分
・ URL:https://www.rottnestisland.com/(ロットネスト島公式HP)