ロンドンの「コリンシア・ホテル」は、エンバンクメント駅から徒歩1分という至便な場所にあるラグジュアリーな5つ星ホテル。 元々は1885年に「メトロポール・ホテル」として建てられた建物は、第一次・第二次世界大戦中は政府に接収され、その後も長いこと防衛省のオフィスとなっていました。再び民間企業に売却され、この「コリンシア・ホテル」としてオープンしたのは2011年の事です。 外観もさることながら中も品格があって素敵。すっきり現代的に改装されていて、ゴテゴテしていないのも良い感じ! 私がこのホテルへ行ったのは、仲良しグループの友人数名とお食事をする為でした。そのレストランは、エントランス・ホールを入って右手奥にあるヨーロピアン料理の「ノースホール」。 お洒落で高級っぽい雰囲気だし、さぞかしお値段も・・・という気がしますよね?でも実は、3コースにシャンパン1杯つきで£35.00(サービス料別・2016年10月現在)というお得なセットを友人が見つけてくれたのです♪ こういう良心価格のコースは、日本の「ぐるなび」と同じようなレストラン予約サイト(詳細は末尾にて)にあったり、お店によっては夕方早い時間帯に「アーリーバード・メニュー」と称して用意されていたりします。 メニューは季節によって変わる筈ですが、ご参考までに私たちがその夜いただいた料理を・・・。ここでは前菜、メインディッシュ、デザートともに4種類ずつのチョイスがありました。 まず前菜から。盛り付けが可愛らしいこちらは、スモーク・サーモンにビーツ&ワサビのソース。 こちらはウッド・ピジョン(山鳩)のサラダ。意外にあっさりしてて美味しかったそうですよ。 私が選んだ前菜は、マリネされた牛タンの薄切りに洋ナシやエンダイブなどを添えたもの。マスタードの効いたドレッシングが美味でした!別の友人は、数種類のキノコに少々のマデイラ酒で風味づけしたスープを堪能していました。 そして待望のメイン・ディッシュ。この日のお肉は豚バラを柔らかく煮たものに、ランカシャー産チーズとマスタードのクリーミーなソース。 お魚は2種類あったので、私はジョン・ドリー(マトウダイ)を頼んでみました!さっぱりしたレモンのソースが引き立て役になっていて、こちらも大満足な味。もうひとつの魚はシーバス(スズキ)、それにヴェジタリアン向けのメニューもありましたよ。デザートも4種類あったのですが、私たちの注文は以下の2品に集中。 イチジクとラズベリーのリンツァートルテ、蜂蜜とオリーヴオイルのアイス添え。 桃と苺のレイヤード・ケーキには、ハイビスカスと桃のシャーベット。どちらも甘さ控えめで、フルーツの風味が爽やかな絶品デザートでした! この時は月曜の夜だったせいかあまり混んでいなくて、ゆっくり落ち着いてディナーを堪能できたのも好印象でした。ちょっと特別な日のお食事に、また行ってみたいレストランです。 【データ】「ノースホール」 (Northall)コリンシア・ホテル (Corinthia Hotel)住所: Whitehall Place, London SW1A 2BDTel: 020-7930-8181URL: http://www.corinthia.com/en/hotels/london/dining/restaurants/the-northall 便利なレストラン予約サイトの代表例「ブック・ア・テーブル」http://www.bookatable.co.uk/「 オープン・テーブル」http://www.opentable.co.uk/london-restaurants 小野 雅子ロンドン西郊外に住む会社員、職場はヒースロー空港周辺です。在英20年以上の経験値を発揮して、初めてイギリスへいらっしゃる方にも興味深く分かりやすいロンドン観光&生活ガイドとしてお役に立てれば…と思います。個人ブログ「ロンパラ!」はこちら♪