シンガポールホテル特集Vol.12「ジェン・タングリン」 もとのトレーダースホテルが大規模にリノベーションされ、2015年11月に「ホテル・ジェン・タングリン・シンガポール」としてオープンしました。ホテル・ジェンは、シャングリラホテルのセカンドブランドです。スタンダードクラスのホテルですが、シャングリラホテルの系列ですのでサービスは行き届いており、リノベーションされたところなのでとてもきれいです。また、明るくポップなデザインで、ロビー、レストラン、客室も統一されており、楽しく滞在できます。 ポップでカジュアルな雰囲気のロビー 入口を入って、まず目に入るのがこの光景です。現代アート的な雰囲気ですが、いやらしい派手さはなく、なかなか居心地のいい空間です。 一見、ちょっとおしゃれなチェックインカウンターといった感じですが、よくよく見ると、カウンターはボストンバックで出来ています。 自転車を壁の装飾に使うとは、なかなか斬新です。 一部屋ごとにデザインが違う客室 いずれもデラックスルーム(1212号室・1213号室)です。広さは26?で、日本のビジネスホテルより少し広い程度です。隣り合わせの、同じカテゴリーの客室ですがデザインが異なります。片方は金魚、もう一方は扉の絵が描かれています。決して広い部屋ではありませんが、窓の前にソファがあり、使いやすいワークデスクもあります。 冷蔵庫の中は、フリーのミネラルウォーターのみで自由に使えます。コーヒー・紅茶セット、湯沸しポット、目覚まし時計など、しっかり揃っています。ワイファイは、無料で利用可能です。 見つけるのが難しそうですが、窓の前にあるソファの下に、アイロンとアイロン台が入っています。 クローゼットの上のところに、セーフティーボックスがあります。写真には写っていませんが、スリッパもクローゼットの下にあります。 コンパクトですが、清潔で使いやすいバスルームです。バスタブは無く、シャワーのみです。シャンプー、コンディショナー、バスジェル、ボディーローションが、たっぷり目の容器で揃っています。シャワーキャップ、歯ブラシなどもあります。客室のタイプはこの他、低層階にありソファーが無いなどデラックスルームに比べて設備がやや簡素なスーペリアルームもあります。客室の広さは同じです。 ホテル内のレストラン 朝食会場にもなるレストラン「J65」です。天井が高く、大きな窓から光が注ぐ開放的なレストランです。ランチは、海南チキンライスやラクサなどの屋台料理、夜はシーフードをビュッフェスタイルで提供しています。6時30分~23時まで毎日営業ランチビュッフェ:12時~14時半(日曜日は15時まで)ディナービュッフェ:18時~21時半(金・土曜日は22時まで) 4階のプールサイドにある、シンガポール料理のレストラン「アー・ホイズ・キッチン」です。シンガポール名物のチリクラブを始め、チャークイティオ(平たい米粉麺を使った焼きそば)などの様々な屋台料理を楽しめます。ランチ:12時~14時30分ディナー:18時30分~22時30分 ファミリーで楽しめるプール 2か所の子供用プールを備えた、家族で楽しめる全長30mの大きなプールがあり、リゾート気分を満喫できます。 オーチャード通りからタングリン通りに入り、グレンジ通りとの交差点のところまで行くと、このホテルに到着します。MRTのオーチャード駅からも少々距離があり、ロケーションにやや難があるものの、8時~20時まで1時間に1本、オーチャード駅への無料シャトルバスが出ています。やや客室が狭いものの、新しくてきれいなホテルですし、値段もリーズナブルですので使い勝手の良いホテルと言えます。地下で「タングリン・モール」とつながっていますので、買い物や食事にも便利です。シンガポールでは、グルメ・ショッピング・観光を楽しんで、ホテルでゆっくりする時間はあまりないけど、きれいでちゃんとしたところに泊まりたいという方におすすめのホテルです。 【ホテル情報】住所:1A Cuscaden Road, 249716, SingaporeTel:(65) 6738 2222客室数:565室チェックイン:14時チェックアウト:12時行き方:MRTオーチャード駅から徒歩12分 阿部 吾郎24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。