ナパを代表するワイナリーが「オーパスワン(Opus One)」誰しも一度は訪問するワイナリーです。まだの方もいつか必ず行きたい場所ですね。ここは一種類のみテイスティングで、2013年物は試飲代45ドルです。新しいビンテージ(年代)が出たら必ず試飲する愛好者もいます。
世界で最もミシュランレストランが集中していると言われているナパバレー。世界中から年間600万人の観光客が訪れ、ワイナリー巡りやレストランで食事を楽しみます。全米で最も予約の取りにくいレストラン「フレンチランドリー(French Laundrey)」その系列でレストランで出されるパンを提供しているのが、「ブションベーカリー(Bouchon bakery)」ここのクッキー「ショートブレッド($6.50)」は、ちょっとしたお土産に友達の間では大好評!
が、今回はそんな「グルメッカ(グルメ+メッカの造語)」で働いている人達がぶらっと夕方一杯ひっかけにやってくる地ビール屋さんの様子です。
看板はビールなんですが、日本庭園風の植木や桜の木もあり、どこか日本の雰囲気が漂う敷地内です。ここは、2000年代初めまで「白山酒蔵・HAKUSAN SAKE GARDENS」日本酒を醸造していた場所です。
後で聞けば広くゆったりとした庭では、太鼓の演奏やお花見のようなパーティーも開かれていたとか...
夕方、すでに今日の仕事も終えたので掃除中でした。他の菌と混ざらない様に発酵させる飲み物(食べ物)は特に衛生面には気を使います。そして日本酒テイスティングルームだった所が今はタップルーム(バー)としてオープンしています。
定番のビールと季節ごとのビールを本日12種類用意しているそうです。1パイント(pint約473ml)が5〜7ドル。写真のビールフライトお味見用に小さく1つ5オンス(oz約29.6ml)は12種類12ドル。半分用もあり7ドルです。
いろんな種類の麦、ホップを使ってるんですね〜。そんな話も含めて毎日4時からビール付きでツアーもやっている様でした。
実は、この場所結構広くて子供がちょっと遊べるスペースもあるんですよ。またプライベートパーティもできる様なバンケットルームもあって多目的ホール風なんですよ。
日本でいう大瓶もありますが、最近の地ビールブームでビールの量り売り「グラウラー(Growler)」あり。量り売りというと食品やオリーブオイルを思い出しますが、ビールの量り売りも今確実に増えてきています。ひょいと持てる様な小さな手つきの琥珀色のガラス瓶で、32oz(10〜13ドル)、64oz(20〜25ドル)とありまして、翌日友人宅でバーベキューをすることもあったので64ozのオーガニックIPAを買ってみました。
「今度来るとき瓶持ってきて瓶代分安いよ」ってお店の方とてもフレンドリで気さくな人ばかりでした。
さっきまでバーの席はガラガラだったのが、気がつけば少し日焼けした人たちが美味そうにビール飲んでいました。ブドウ畑から戻ってきた人たちが、ふらりと寄って一杯飲んですっと立ち去り実に回転率がいい。誰はどれを飲むかも分かっている様子でたまにはこっち飲んでみろよ的に会話の中で本日の一杯を決める人もいました。明らかにほとんどが常連さん。
「食事あうビール」を信条にした巧みによるグルメッカのクラフトビールです。スーパー、ビールショップには売っていない幻(?)のナパスミスビールです。
ナパにいらしたら是非一度ご賞味くださいませ〜。
【データ】
店名:ナパスミスブリュワリー(Napa Smith Brewery)
住所:1 Executive Way Napa, CA94558
営業時間:毎日11:00〜20:00
URL:http://www.napasmithbrewery.com/
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。