
スターバックス1号店のほど近く、パイクプレース・マーケットのメインストリートに面して、早朝から人の列が店の外まで続いているのが、本格派フレンチ・ベーカリーの「ル・パニエ」です。
毎日の混雑を緩和するためなのか、お店の外には隣り合ったドアが2つ。右がわのドアから入り、店内をショーケースに沿ってグルリと回ってお会計を済ませ、左側のドアから出てくるようにしつらえられています。


アメリカ人のクリスティさんとフランス人のティエリーさんが1983年に創業したお店で、ティエリーさんは故郷のノルマンディーで修行を積んだペイストリー・シェフ(パティシエ)です。素朴なアメリカ風のパンと比べてどのパンも軽妙、日本のパン屋さんに入ったような懐かしい気持ちに包まれます。
また、パンの種類が豊富なことでも知られています。





店内面積のほぼ半分がカフェになっていて買ったものをすぐ頂けますが、人気店の上に居心地がいいので、運がよければ空席が見つかるかという感じ。お客のほとんどはここでコーヒーも買い、パンを食べながらマーケットの中をそぞろ歩きするほうを選びます。

季節によって変わるメニューや限定発売品もあり、マーケットに行くたびについつい楽しみにのぞいてしまう、素敵なお店です。
【データ】
店名:ル・パニエ(Le Panier)
住所:1902 Pike Pl, Seattle, WA 98101
TEL:(206) 441-3669
URL:http://www.lepanier.com/
営業時間:月曜〜土曜 7:00〜18:00 日曜 7:00〜17:00
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Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!