今年の夏のバカンス中、何年かぶりに映画館まで足を運び、久しぶりに会ったイタリア人の友人たちとアメリカ映画<スーサイド・スクワッド>を見に行ってきました。アメリカでは8月5日に早々公開され、イタリアは1週間遅く13日に公開されました。 日本ではいよいよ9月10日から公開されます、この<スーサイド・スクワッド>、バッドマンなどのヒーローコミックの複数の悪役のキャラクターたちが今回は主役級になり、アメリカ政府の高官アマンダ・ウオーラーの提案で、死刑や終身刑となって服役していた悪党達が減刑と引き換えに特殊部隊「スーサイド・スクワッド」を結成します。 かつて存在していた伝統的なイタリア映画館がドンドンと閉鎖され、街の郊外にこのような巨大映画館が建てられていることが現状です。一日に続けて何本もの映画をはしごしてみることができますし、快適で過ごしやすく便利ですが、場所が街の近辺にはなく、車で行かなくてはいけないところもあり、老若ともに味のある伝統的なイタリア映画館が無くなってしまうことを惜しんでいる人達も少なくはありません。 チケットの購入の仕方は、玄関内窓口に行き、サロンが11室ありますので、映画のタイトルを言ってから買います。どこの座席がいいのかは選ぶことができません。この映画館は全席指定でした。カラフルなイタリアンキャラメルやグミもたくさん売っていて、各自セルフで取り袋に入れてレジへ行き支払いをします。その上バールは常設されていて、エスプレッソコーヒーをいつでも飲むことができます。 日本では欠かせないこのポップコーンですが、ここイタリアでもポップコーンが必ず売っていて、ドリンクセットがメニュー・ピッコロ6,7€、メニュー・メディオ7,3€、メニュー・グランデ9,3€メニュー・ドッピオ10,8€とあり、ポップコーンは小さいサイズでも100gとかなりの量でしたが、お値段は映画館内なので、少しお高めでした。鑑賞中も飲食オーケーで、ドリンクは座席横に置く場所が設けられていました。 イタリアの映画館では字幕ではなくほぼ吹き替えですので、イタリア語が解っている人でないと難しいですが、内容がわかりやすい映画やアニメーションなどでキャレンジしてみるといいですね。イタリア人と笑う壺も若干違いますので、観客をウォッチングするのも楽しいです。館内には今回グッズやパンフレットは売っていませんでした。【データ】映画館:ザ・スペース・チネマ(THE SPACE CINEMA)住所: Viale Giochi del Mediterraneo, 80125 Napoli電話:081-892 111営業時間:15:30-00:00休業日:なし 映画チケット代:€7 ケイコ大学卒業後、中学教員を経てイタリアミラノへ渡伊。フィレンツェ、ローマ、ナポリにも在住。昨年7月よりラスペツィアに移住。ローマ国立アカデミアサンタチェチーリア、イタリア国立音楽院修了。愛の妙薬でイタリアオペラデビュー。イタリアと日本で音楽活動を行う。趣味はF1観戦、ハーブティーを毎日飲む、メルカート(青空市場)で掘り出し物探し。ヨガ、ドッグシッター。兵庫県出身