シチリアの東南部に位置するラグーサ。シチリア後期バロック様式の街の一つで、街自体が世界遺産に登録されていることから注目度も高いです。街の起源は約2000年も前に遡るというから、その歴史の長さに驚きます。それほど、昔から豊かな土地だったということでしょう。 このラグーサ県は農業や酪農が盛んな土地で、サラミやチーズの名産地としても知られています。チーズの中では、DOP(Denominazione di Origine Protetta(保護指定原産地表示あるいは原産地名称保護)の略)に認定されているラグサーノが特に有名です。ラグーサの旧市街イブラで、これらの食材をたっぷり堪能できる場所を紹介したいと思います。その名もサルメリア・バロッコ(Salumeria Barocco)。お店の外に少ないですがテーブル席もあるので、ワインと一緒にアペリティーボも可能。Ddegustazioneと言えば、ハムやチーズの盛り合わせを持ってきてくれます。店内はいつも混み合っているのですが、地元のお客さんは、パニーノを注文している方が多いのです。 パニーノを注文したいことを伝えたら、中に入れる具は自分で選択します。オリーブやキノコのオイル漬けなどをトッピングするのもGood!中に入れたもので、お値段が決まります。パニーノだと大体一つ3,5ユーロ〜!と言うことで安い!観光に集中したいので、さっとランチを済ませたい方にお勧めです。 【データ】サルメリア・バロッコ(Salumeria Barocco)住所:Corso XXV Aprile, 80, 97100 RagusaTEL: +39 0932-652419HP:http://salumeriabarocco.blogspot.it/ 小湊 照子イタリア在住合計10年目で、シチリア島で働き始めて5年が経ちました。現地会社で、テレビや雑誌のコーディネーターや通訳、旅行の手配などを行っています。シチリアは、料理もワインも美味しく、観光地としての見所もいっぱいの本当に魅力的な場所です。地元民しか知らない様な美 味しいお店や、現地の生情報など楽しく伝えていきたいと思っています。ご連絡やお問い合わせはこちらへどうぞ。