シンガポールホテル特集Vol.7「マリーナ・マンダリン」 マリーナ・マンダリン・シンガポールは、マリーナベイ地区の開発が始まったころ、1986年に建設されたホテルです。30年を経ても古びた感じはなく、紡錘形の独特な形と内部の吹き抜けはとても斬新です。MRTのエスプラネード駅から徒歩5分ほどですので、どこへ行くのも便利です。マーライオン広場、マリーナベイサンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、シンガポールフライヤーへは、それぞれ徒歩5分~8分程度でアクセス可能です。また、ショッピングモール「マリーナ・スクエア」と隣接していますので、買い物にも食事にも困りません。 エスプラネードシアター側から撮影した外観です。最初の吹き抜け部分の写真を見てから、こちらの写真を見ると構造がつかめると思います。 しかし、今度は反対側のラッフルズ通りから見ると、四角い建物に見えます。まるで、違う建物のように見えます。紡錘形の建物に四角いビルが張り付いたような、ユニークな構造になっています。なお、こちらが正面です。 こちらは、マリーナベイサンズのスカイデッキから撮影した写真です。マリーナベイの北側の地区には、人気のデラックスホテルが集中しています。マリーナマンダリン、マンダリンオリエンタル、リッツカールトンは、シッピングモール「マリーナ・スクエア」を介してつながっており、簡単に行き来できるようになっています。 快適なホテルライフを予感させるロビーとアトリウム このクラスのホテルになるとロビーが重要です。ホテルに入って最初にアクセスする場所ですから、快適なホテルライフを想像させるようなムードが漂っていると泊まる側もわくわくします。こういった、おしゃれで重厚感のあるロビーは、なかなかいいですね。 中央部は吹き抜けでアトリウムになっており、生演奏を聴きながらゆったりとくつろげるラウンジがあります。 客室(1526号室・エグゼクティブデラックスルーム) ここからは、客室をご紹介します。「エグゼクティブデラックスルーム」は、広さ約31?で10~15階の中層階にあります。こちらは2番目のカテゴリーで、一番下のカテゴリー「デラックスルーム」は、広さやデザインは変わらず6~9階の低層階にあります。全室バルコニー付きです。全体的に落ち着いたデザインで、設備も充実しており、ゆったりとくつろげる客室です。 ポット、無料のミネラルウォーター、コーヒー・紅茶セット、セーフティーボックスと必要なものは揃っています。冷蔵庫内には、ソフトドリンク、ビールなどが入っています(有料)。 クローゼット内には、アイロン、アイロン台、バスローム、スリッパなどが揃っています。 コンセントは、日本のプラグがそのまま使えるタイプのものもあります。インターネットは、有線、ワイファイ共に無料で利用できます。 洗面台は、二人同時に使えるダブルシンクです。深くてゆったりとしたバスタブがあり、その横にシャワーブースが別にあります。 アメニティーは、ボディーローション、歯ブラシ、シャワーキャップ、コットンバッド、サニタリーバッグ、くし。シャンプー、コンディショナー、シャワージェルは、シャワーブースにあります。 客室(1831号室・プレミアルーム) 「プレミアルーム」です。広さは、約31?でエグゼクティブデラックスルームと同じですが、16~19階と高層階に位置し、より豪華な調度品が使われており、全体的なデザインも異なり、より高級感を味わえる客室となっています。 バルコニーから見た景色です。高層階だけあって、なかなかの眺めです。奥に、マリーナベイの全景が見えています。左側は、お隣のマンダリンオリエンタルホテルです。 バスルームは、白を基調とした清潔感のあるデザインで、大理石が使われています。 客室(2132号室・メリタスクラブルーム) 「メリタスクラブルーム」です。こちらもお部屋の広さは変わりません。20階~21階のホテル最上部に位置します。メリタスクラブラウンジへのアクセス権が付きます。 クラブルームには、コーヒーメーカがあります。 バスルームもより豪華な仕様となっており、シャワーブースにはマッサージ機能が付いています。 メリタスクラブラウンジ 21階にある「メリタスクラブラウンジ」。クラブルーム宿泊のお客様のみ利用可能です。pcやプリンターもあります。 レストラン「アクアマリン」 アトリウムを中心に、レストランが配置されています。写真の正面は、朝食会場にもなるレストラン「アクアマリン」で、その上にあるのが広東料理の「ピーチブロッサム」です。この他、日本料理の「築地すし大」、「ルース・クリス・ステーキハウス」と、個性あふれる食事処がそろっています。 スイミングプール マリーナ・マンダリン自慢のミネラルウォーターのスイミングプールです。 立地、客室のクオリティーは申し分なく、吹き抜けとアトリウムを中心とした非日常的なデザインもすばらしく、旅行気分を盛り上げてくれる観光客におすすめのホテルです。マリーナベイに面するデラックスホテルの中では、比較的リーズナブルな価格設定も魅力的です。ちょっと贅沢に、優雅な気分でシンガポールに滞在したい方は、一度利用してみてください。 【ホテル情報】住所:6 Raffles Boulevard Marina Square, Singapore 039594Tel:(65) 6845 1000 客室数:575室チェックイン:14時チェックアウト:12時行き方:MRTエスプラネード駅から徒歩5分 阿部 吾郎24年間旅行会社に勤務した後、2013年に独立し「トラベルガイド株式会社」を設立。「人がそこに行きたくなる写真」をテーマに国内外で写真撮影を行っている。同社が運営するマレーシアの旅行情報サイト、トラベルガイド・マレーシアにも自身で撮影した写真が多数使われている。その他、旅行写真素材の販売、旅行記事の執筆、旅行会社へのコンサルティングなどを手掛る。最近はマレーシアに年4~5回程度渡航。その他、旅行会社時代の経験も含め得意な方面は、台湾、香港、マカオ、シンガポール、アイスランドなど。