![そびえ立つ絶壁の間を走る](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16092602332456928.5.jpg)
スキーやスノボなど冬のスポーツを除いて、カナディアンロッキーの観光シーズンは一般的に10月中旬までと言われています。10月になるといつ雪が降ってきてもおかしくないし、路面も凍結しますので今年行くなら今が最後のチャンス。夏の終わりにクートニー国立公園に足を延ばしました。拠点となる都市はカルガリーかバンフ。ちょっと駆け足になりますが日帰りでも十分楽しめます。
![コンティネンタル・ディバイドの看板](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16092602332462661.1..jpg)
カルガリーからクートニー国立公園までは国道1号線を西に向かいます。途中バンフの町を通過し、右手にキャッスルマウンテンが見えて来たら州道93号線に乗り換え南に向かいます。数分走るとアルバータ州を超え、お隣のブリティッシュ・コロンビア州に入ります。そしてバンフ国立公園を抜け、クートニー国立公園になります。
クートニー国立公園に入ってすぐ、コンティネンタル・ディバイドがあります。日本語で言うと大陸分水嶺。もっと簡単に言うと、水の流れが太平洋に向かうか大西洋に向かうかの境目であります。写真ではわかりずらいですが、この地点より左に降った雨水は大西洋に、右に降った雨は太平洋に向かうのです。何か不思議な感じですね。
![マーブルキャニオン](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16092602332466764.6..jpg)
コンティネンタル・ディバイドで写真撮影とトイレ休憩で約10分ほど費やしたのち、いよいよ本格的にクートニー国立公園の中に入っていきます。
まず最初の目的地はマーブルキャニオン。コンティネンタル・ディバイドからは約5分とすぐです。
![トレイルを歩こう](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16092602332470645.1..jpg)
マーブルキャニオンは氷河の雪解け水が石灰岩を削って作り出したといわれている峡谷です。駐車場から遊歩道が整備されていて、所々峡谷を見下ろしながら歩いていきます。
![川の水がきれい](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16092602332474583..jpg)
石灰岩を削って流れる川の色はエメラルド色でとてもきれいです。氷河の雪解け水なので触ってみると当然冷たい。
![遊歩道の終点](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/img/16092602404151091.8..jpg)
駐車場からの遊歩道の長さは500〜600メートルほど。ゆっくり歩いても片道20分ほどです。高低差もほとんどないので、体力にあまり自信がない人でも歩けると思います。
この日カルガリーを朝8時半ごろ出発し、マーブルキャニオンまでで午前中の行程が終了。この続きはまた次回。
【データ】
クートニー国立公園(Kootenay National Park)
URL:http://www.pc.gc.ca/pn-np/bc/kootenay/index.aspx
マーブル峡谷(Marble Canyon)
コンティネンタル・ディバイド(The Continental Divide)
URL:http://www.pc.gc.ca/eng/pn-np/bc/kootenay/visit/places.aspx#marble
![白柿 佳一](https://www.studyabroad.co.jp/files/blog/tabiisara/writer/51.jpg)
白柿 佳一
アメリカでマスコミ学の修士号を取得。在学中のインターンでニュース映像カメラマンを経験。帰国後、テレビ通販チャンネルのカメラマンとして11年勤務。2012年3月、アラフォーオヤジが妻子を連れてカナダ移住を実現。現在、カルガリー、バンフを中心にビデオカメラマンとして活動しながら、地元日系情報誌カルガリー・ウォーカーにもコラムを執筆中。