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シンガポール独特の面白スポット探しへGo!

   
北野 洋子
北野 洋子
 
思わず足を止めてしまう

シンガポールに住んで約6年。色々な場所に行きましたが、「何これ?」と思う光景に出会うことも。旅行中に、そんなシンガポール独特の面白スポット巡りはいかがでしょう?今回のコラムでは、ガイドブックなどではあまり紹介されないスポット3選をご紹介します。

本当に動物が渡っているのか?!

シンガポール動物園へ向かう途中、タクシーなどで BKE という高速道路を通ると途中に見えてくるこの橋。エコ・リンク (Eco-Link) と書いてあり動物の絵が。不思議に思い調べてみたら、実はこれ動物専用の歩道橋。高速道路の建設で、道の両側の森に住む動物達の生態系が崩壊しないように、これを渡って移動できるように作られたとか。動物が渡っているのはさすがに見れませんが、橋の近くを通る度に、本当に使われているのかと色々想像して楽しい気分になります。動物園へ行かれる時に、この高速道路を通るようでしたら是非探してみて下さい。
(エコ・リンクについての動画も、なかなか面白いのでご興味ある方はご覧下さい。
URL:https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=c18vo5Ybdio)

シンガポールの経済発展や防衛力を描くアート

ちょっと共産主義国みたい?!

金融街にある地下鉄MRTラッフルズプレイス (Raffles Place) 駅。この駅の改札を入ったところにある独特な雰囲気のアートも、思わず足を止めて見てしまいます。シンガポールのこれまでの発展の歴史を絵にしているのですが、ミサイルまで飛んじゃっているところが、徴兵制もあり、防衛政策に力を入れている国らしい絵になっています。

スピーカーズ・コーナー

こちらは「スピーカーズ・コーナー (Speakers' Corner) 」と呼ばれる場所。市街地にあるホン・リン公園 (Hong Lim Park) の一角にあります。言論の自由を象徴するために、国民がパブリックスピーチやデモを行える場所として、2000年に設置されました。近年では、LGBT (レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー) の権利を主張するデモが毎年行われたりしています。ただ、政府に事前登録し許可を得ることが必要で、民族問題に発展するような内容や宗教についての言動、プラカードに書ける言葉などにも制約があり、使われることはあまり多くないようです。民主主義国家とはいえ、メディアなどが言動統制されているシンガポールの現状を逆に象徴するような場所になっています。地下鉄MRTクラーク・キー (Clarke Quay) 駅から歩いてすぐなので、散歩がてら探してみて下さい。

【データ】
エコ・リンク (Eco-Link @ BKE)
URL:https://www.nparks.gov.sg/gardens-parks-and-nature/parks-and-nature-reserves/bukit-timah-nature-reserve/ecolink-bke

スピーカーズ・コーナー (Speakers' Corner)
住所:ホン・リン・パーク (Hong Lim Park) 内。
地下鉄MRTクラーク・キー (Clarke Quay) 駅A出口から徒歩すぐ
URL:https://www.nparks.gov.sg/gardens-parks-and-nature/parks-and-nature-reserves/hong-lim-park

北野 洋子

北野 洋子
2010年末よりシンガポール在住。元ロイター通信記者。
旅先では現地の人の生活を見るのが好きで、シンガポールでもホーカーセンターやローカル店での小さな発見を日々楽しむ。年間パスで何度も通うほどシンガポール動物園がお気に入り。

    

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