新学期も始まり、街はいつも様子になり観光地も賑やかさが嘘のような静けさです。が、アメリカは9月の初めにレイバーディーの連休があり最後の最後夏休みを過ごしている方もいます。 そんな合間をぬって、ちょっとだけヨセミテ公園、急ぎ足のアッパーヨセミテ「ツオルミメメドー(Tuolumne Meadows)」へ行ってきました。サンフランシスコから車で3時間半、ヨセミテバレーからは1時間弱です。 120号線を使っていくと「グローブランド(Gloveland)」という街を通りますが、その少し手前に斜面に長い水道管が見えます。これはヨセミテ公園のヘッチヘッチ貯水池(Hetch hetchy Resevor) から続いている水道管でサンフランシスコまで行ってます。 そして「ビッグ・オーク・フラット(Big Oak Flat Entrance)」通称北口から公園に入ります。 「キャンプグラウンド(Campground)」を中心に様々なトレイル、ハイキングが楽しめますし、ストアも食材、キャンプ用品、お土産、防寒具など充実した品揃え、ATMや郵便局まであります。 ここから車あるいは園内シャトルバスで5分足らずの所に「ビジターセンター(Vistor Center)」があるのですが、そこではかなり細かな情報が入手できます。個別に聞くこともできるので、キャンプの注意点など詳しく知りたい場合は訪れた方がいいです。 値段は観光地とは思えない良心価格。 キャンプグランドから車で10分足らず、「ツオルムネリバー(Tuolumne river)」の源はここら辺だそうだ。 この水はヘッチヘッチ貯水池へ続き、あの水道管を通って、うちの蛇口から出てくる…私この水を飲んでるんだ。 また、近くにある「ヨセミテクリーク(Yosemite Creek)」は反対側になるヨセミテ滝へ続きます。ここでは心もとないほど細いのですが、流れ流れてあの雄大な滝になるんです。 ソーダスプリングス方面に5分ほど歩いて今来た道を振り返ると、高さ3299m「ユニコーンピーク(Unicorn Peak)」が左側、右側に高さ3326m「カセドラルピーク(Cathedral Peak)」が小さいけど向き合うように見えます。 おそらく最初は一つの岩だったと思われる花崗岩は立体パズルのよう、風雪の中でパカッと割れた感じでてますね。 ツオルムネメドーの観光箇所の一つが、「テナヤレイク(Tenaya Lake)」標高2484m、氷河の移動で削り取られてた堆積物でできた湖でタイオガロードに面しているので車の横付けOK。ヨセミテの湖は駐車場から少し歩かなければならない場所が多いけど徒歩0分の湖です。 そして、「オルムステッドポイント(Olmstead Point)」は最大の見所です。標高2500m、造園家オルムステッド親子の名前からとっています。背景にはハーフドームが見えています。 一押し絶景ポイントです。 タイオガロードを挟んだ反対側斜面から降ってきているアリンコみたいな2人、何気ない写真でされ大自然を感じます。人間てちっぽけなんですね。 噂に聞いていた「ヨセミテの赤い熊さん」の表示です。ドライバーの皆さんくれぐれもスピードの出し過ぎに注意してください! ヘッチヘッチには発電所もあり、今度は電線の斜面です。国立公園内にダムを作るか否かの大問題、ヘッチヘッチバレーに決まった要因には落差を利用して発電が出来ることもあったんですよ。 超駆け足のヨセミテ散策(ほとんどドライブ)特に今回行ったツオルムネメドー。タイオガロードが11月〜5月は閉鎖されるので期間限定なエリア、夏休み中は特に混雑し自然を楽しむどころではない時もあります。 ヨセミテ公園自体もちょいと時期をずらしたこれからが、ゆっくり散策できる実はお勧めシーズンなんです。 美丸(Mimaru)サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。