
シンガポールの歴史的アイコンといえば、なんと言ってもラッフルズ・ホテル(Raffles Singapore)です。
コロニアルスタイルのその姿は、今なお当時の趣をたたえ、世界の要人やセレブから愛されているホテルでもあります。
そして、カクテルのシンガポール・スリング(Singapore Sling)が生まれた場所でもあります。



シンガポールでハイティーといえばまず名前が挙がるのが、コロニアル調の外観で知られる名門ラッフルズホテル。
ホテル正面左側に位置する、ティフィン・ルーム(Tiffin Room)。ランチやディナー、カレービュッフェなどをいただけますが、やはりハイティーに訪れたいものです。
席に余裕があれば当日に訪れても入れますが、基本的には事前に予約をしておいたほうがいいと思います。今回はインターネットで予約をしました。


午後3時近くになると、ハイティーに訪れた人々が列をつくって並び始めます。受付でスタッフに予約名を告げると席に案内してもらえます。




着席するとこの日のお薦めのアルコールドリンクを紹介されました。
「スパークリングワイン」と「シンガポールスリング」です。
そう、ラッフルズ・ホテル発祥のジンベースのカクテルです。
コーヒーや紅茶以外に飲みたい場合は、オーダーできます。





3層になったケーキスタンドを待つ間、ビュッフェスタイルの軽食をいただきます。こちらはセルフサービスで、食べ放題です。
フード類は飲茶などの点心、フルーツの盛り合わせ、アジア風イギリス式パイ、ドリンクとしてフレーバーのアイスティーが数種類でています。
ここで食べ過ぎてしまうと、メインがつらくなるので前菜程度にしておいたほうがよさそうです。

飲茶は時計周りにチャーシュー饅、ほうれん草の蒸し餃子、チキンとエビの焼売、マッシュルームとコーンのクリスタル焼売と、4種ほどでていました。
醤油とお箸も用意されています。普通のサイズでそれぞれかなりボリューミィ。味は普通に点心といったところです。






やがて3段のケーキスタンドが運ばれてきます。
こちらは3人分なのですが、見てもわかるとおり、かなりのボリュームです。
色合い的には、どことなくエスニック感漂う南国風ですね。
味やケーキ類にも特に奇をてらったところがないのが、逆にスタンダードな印象を受けました。
時間の制限は特にないのですが、他のテーブルでもお腹いっぱいになったら席を立つといった人が多かったです。
最後にスタッフに声をかけて精算(テーブルで可)をします。
全体的にツーリストが多めな印象です。それ以外には、ローカルの方がゲストと一緒に訪れるといった趣でした。
歴史ある建物でいただくハイティーの雰囲気を味わうラッフルズ・ホテルのハイティーは優雅な時間を過ごせます。
【データ】
店名:ラッフルズ・ホテル(Raffles Singapore)ティフィン・ルーム(Tiffin Room)
住所:1 Beach Rd, Raffles Hotel, Singapore, 189673
Tel:+65 6412 1190
URL:http://www.raffles.com/singapore/dining/tiffin-room/ (英語)、
http://www.raffles.jp/singapore/dining/tiffin-room/ (日本語)
営業時間:15:00-17:30(ハイティーの時間)
予約&お問い合わせ:
TEL:(65) 64121816
Eメール:dining.singapore@raffles.com

逗子 マリナ
広告代理店、コミュニティ紙の取材記者、その後フリーランスへ。雑誌ライター、ムック本コピーライターの他、現在は主にWebを中心に寄稿。今まで訪れた国は約30カ国。アメリカ、オーストラリアと海外在住歴はのべ8年。現在はクアラルンプール在住。旅は寄り道や偶然に発見が多いので自分で車を運転していくのが好き。