ボストン在住の現地レポーターに、夏の風物詩「タングルウッド音楽祭」を取材してきてもらいました!
クラシックの祭典!タングルウッド音楽祭へ
ボストンから西へ2時間ほど車を飛ばした所にある、マサチューセッツ州は西部に位置するバークシャー郡。ここで毎年夏に世界的にも有名なタングルウッド音楽祭が開催されます。今年もこの音楽祭に行って参りました!
おすすめポイント1:自分のスタイルで自由にクラシックが楽しめる
このタングルウッド音楽祭は、屋外飲酒に厳しいアメリカの中で、屋外でお酒を楽しみながら音楽鑑賞のできる貴重な場所。観客は芝生の上にテーブルを広げてピクニックに興じる方もいれば、椅子とキャンドルだけで静かに音楽だけを楽しむ方もいたり、家族でのんびりシートを広げてごろ寝の方もいたりと、過ごし方も様々。なにより、クラッシックを肩肘はらずに自由なスタイルで楽しめるところが、最初のお薦めポイントです。
芝生で寝転がりながら聴くも良し
チケットも、建物内で別料金を支払って聞くもよし、芝生の上でチェアやテーブル持参で聞くもよし(芝生鑑賞は基本$20)。自分に合ったスタイルで、著名なオーケストラやアーティストの音楽が楽しめるのが魅力の一つ。我々は子供も一緒だったので、芝生で鑑賞。子供たちも寝転がりながら演奏を聴けるので、通常の演奏会とは異なり、リラックスして音楽を楽しんでおりました。
敷地が非常に広いので、自分の気に入った場所で音楽鑑賞ができる
小澤征爾ホール
ちなみに、この建物が有名な小澤征爾ホール。大体の室内演奏はここで行われるそうです。
小澤征爾ホールから聞こえる演奏を芝生の上で楽しむ様子
なお、昨年は世界的にも有名なチェリスト、ヨーヨーマさんの演奏を堪能。 今年は小澤征爾さんのコンダクターとしての姿を拝見したく、当日の演奏を楽しみにしておりましたが、ご体調面から渡米される予定がなくなり、残念ながら拝見することは叶わず。しかし、この日のスイスのインターナショナルアカデミーのオーケストラの演奏はレベルが高かった!なおかつ日本人の若手演奏家も数名参加しており、日本人としては感激もひとしおのコンサートとなりました。
数々の建築賞を受賞している、小澤征爾ホール内部の様子
おすすめポイント2:とにかくレべルが高い
このタングルウッド音楽祭、ニューヨークやボストンなど周辺都市からも、毎年多くの音楽好きが集まるだけあり、気楽に音楽が楽しめるにも空間にも関わらず、そのクォリティは非常に高いのが、2つ目のお薦めポイント。
6月7月はクラッシック音楽、8月9月はジャズなどを中心に演奏されるそうですので、Webサイトでスケジュールをチェックして予定を立てることをお薦めします。
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ただし渋滞に注意
ただ、あまりにも著名なアーティストが出演する日は、帰りの渋滞がひどいことになるので要注意です。昨年レディ・ガガさんが出演した日は、コンサート終了後、駐車場を出るだけで2時間かかったという悲惨な話も。
おすすめポイント3:昼は開放的、夜はロマンチック!
そして、3つ目最後のお薦めポイントは、昼の部であれば青空と澄んだ空気の下で、夜の部であれば満点の星空の下で音楽が楽しめる点です!
先ほどの小澤征爾ホールは、夕暮れになると、どんどんロマンチックなムードに。
タングルウッドは非常に自然豊かな場所なため、夜が深まるにつれ空に天の川が現れ、流れ星も沢山見ることができます。
昼間の開放的な雰囲気でピクニックがてら、音楽を楽しむのもステキなのですが、周辺で宿泊先が確保できるようなら、是非夜の部(通常20時スタート)で、極上の演奏と星空と夜風を感じながら、非日常な空間を楽しまれることをお薦めします!