サンフランシスコから約3時間ほど、ゴールドラッシュの町を囲っていたら「レールタウン1897(Railtown1897)」という看板がいろんな所にあり、すごく気になって寄ってみました。こんなところにミュージアムがあるなんてと驚いてしまったほど何もないところに突如現れたのが「レイルタウン州記念公園(railtown State Historic Park 1897)」です。
蒸気機関車が出発準備中でした。小学生くらいの男の子数人、車掌さんや車体と記念写真を撮りまくっていました。鉄道マニアっているんですね。駅舎前は、芝生になっていてピクニックテーブルもありました。
木製のベンチも十分当時を偲ばせるのです。手前の板の目が向きが変わっていますね。その部分が台測りになっていて荷物の重さを測るんです。トラックとか車体の重量を測るのと同じ方法です。既に使われていないのでそこに上がっても体重は標準されません。
参加しなかったのですが「ラウンドハウスツアー(Roundhouse Tour)」その時は、7〜8人で公園の方による機関車庫とシエラ鉄道についての案内のようでした。
「ラウンドハウス(Roundhouse)」というのが円形(おうぎ形)の機関車庫の事で、本線からターンテーブルを使って引き込み線に入りラウンドハウスに入る。整備修理終了後、また引き込み線を通ってターンテーブルで本線に戻ります。ラウンドハウスには8両の機関車の修理ができるようになっていたので、本線から境目のターンテーブルから分かれている引き込み線はまさにタコ足状態です。
「ターンテーブル(Turn Table)」はサンフランシスコ名物ケーブルカーのパウエル線の発着所にあるのと似た方法で向きを変えています。
まだ現役の作業小屋なので車輪のサビ具合がとてもリアルです。サンフランシスコのケーブルカーミュージアムは建物に入ると機械油に匂いがしますが、ここは開けっ放しなので、匂いはありませんでした。
約40分10キロの蒸気機関車に乗る為の切符です。大人15ドル、ユース(Youth一般的に5〜16歳)10ドル、5歳以下は無料です。4月〜10月までの土日10:30、12:00、13:30、15:00運転されています。
10時半、出発時間だったのですが、駐車場に家族連れがいたのを見つけた車掌さんが、「あの人たち乗るかもしれないからこっち来るまでまってましょう」と発車の合図をせず改札口で待っててくれてましたよ、何て親切なんでしょう。
子供向けの可愛いおもちゃからかなり専門的な書籍まで狭いながらも様々なグッツがありました。来た記念に絵葉書と食堂列車に使われていた食器の図鑑とレシピ本を買いました。
1848年、カリフォルニアにゴールドラッシュが始まった。全米はおろか世界中から一攫千金を求めて怒涛のごとく人が来て僻地と言っていいほどの場所が一気に活気づいた。そのおかげでカリフォルニア中に道路、鉄道、新たな町ができ、この町もその中枢を担ってた町。1897年1月、中西部出身のブロック氏の思いつきで、銀行家のクロッカー氏らの援助でシエラ鉄道会社を起こした場所です。
現在、「カリフォルニア州鉄道博物館」は、州都サクラメントに大きなものがあり、カリフォルニアの鉄道を知るにはいいところなのですが、かつてはここが鉄道博物館本部として運営されていたのです。カリフォルニアだけでなくアメリカの鉄道知る上でとても勉強になる場所でした。
特に鉄道に興味のある方は、サクラメントだけではなくこちらも訪れてみるといいですよ。
【データ】
場所名:レイルタウン州歴史公園1897(RailtownState Historic Park 1897)
住所:PO Box 1250 10501 Reservoir Road Jamestown, CA 95327
Tel:1-209-984-3953
URL:https://www.railtown1897.org/
営業時間:毎日4月〜10月9:30〜16:3011月〜3月10:00〜15:00
休み:感謝祭、クリスマス
ご参考に!
<カリフォルニア州鉄道博物館(California State Railroad Museum)>
住所:125 I ST Sacramento,CA 95814
URL:https://www.californiarailroad.museum/
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。