先日アムステルダムへ行った際、ちょっと足を延ばしてハーグにも行ってきました。駅名が「デン・ハーグ」となっているのは、英語ならば「ザ(The)・ハーグ」という意味なのだそうです。オランダの首都はアムステルダムながら政府機関の殆どはハーグに集中しているので、ここは云わば政治の中枢都市。 それに、このハーグにはオランダ絵画を代表するアーティストたちの、珠玉の名作を堪能できる美術館が2つもあるんですよ。 その一つが、マウリッツ・ハイス美術館。17世紀にオランダ総督だったマウリッツ・ナッサウの私邸だった建物が、王室オラニエ家代々の美術品を展示する美術館となっています。 フェルメール、レンブラント、ルーベンス、ボスハルト等々・・・さすが王室コレクション、どれも名画揃い。ちなみに私達は念のため、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が展示中かどうか事前に確認をしてから行きました。他国の特別展などで貸し出し中!という事態だと、ショックが大きいですからねぇ。 【データ】マウリッツ・ハイス美術館(Mauritshuis)住所: Plein 29, 2511 CS Den HaagTel: +31 70 302 3456日本語URL:https://www.mauritshuis.nl/en/bezoekinformatie-japans/ さてマウリッツ・ハイス美術館を出てから、更に徒歩5分くらいの場所にはエッシャー美術館もあります。 視覚の魔術師とか、だまし絵の天才との異名もあるエッシャー。その生い立ちや経歴をなぞりながら、摩訶不思議な作風を味わえる美術館です。 このエッシャー美術館では、カフェで休憩もしました。一日のうちに2つの美術館をハシゴしたので、また電車に乗ってアムステルダムへ向かう前に一休みです。 美味しいコーヒーを飲みながら、その日に観た名画の数々を反芻していたのですが・・・ふと天井を見上げたら、照明器具がハエの形! マウリッツ・ハイス美術館とは全く趣が異なって、こちらも面白くてお勧め。デン・ハーグに行く機会があったら是非、両方とも見比べてみませんか?【データ】エッシャー美術館(Escher in het Paleis)住所: Lange Voorhout 74, 2514 EH Den HaagTel: +31 70 427 7730英語URL: http://www.escherinhetpaleis.nl/?lang=en(このサイト左上にある日本の国旗アイコンをクリックすると、日本語の案内PDFファイルが見れます) 小野 雅子ロンドン西郊外に住む会社員、職場はヒースロー空港周辺です。在英20年以上の経験値を発揮して、初めてイギリスへいらっしゃる方にも興味深く分かりやすいロンドン観光&生活ガイドとしてお役に立てれば…と思います。個人ブログ「ロンパラ!」はこちら♪