
先月5月15日、ナポリのサンタルチア海岸沿いで、ギネスブックに挑戦するためにお昼から超長いピッツァ作りの準備に入りました。当日は、雨で中止になりましたが、延期された18日は五月晴れで天候もよく、たくさんの人たちが見に来ていました。
実は昨年ミラノ万博で世界記録を更新されましたが、ピッツァの本家本元ナポリで世界記録を塗り替えようと今回ギネス挑戦を企画されました。
当日は、約100人のピッツァ職人が集まり、材料は小麦粉2000キロ、トマト1600キロ、モッツァレラチーズ2000キロ、オイル200リットル、バジリコ約30キロをふんだんに使い、巨大で長い1853.88メートルのピッツァが約6時間で出来上がりました。




焼き釜は、タイヤの付いた移動式のものを5つ準備し、薪で焼いていく伝統的な方法で焼き上げていました。厳しいギネス記録判定員のチェックにより認定が決定されました。その後作られた超長いピッツァは、恵まれない人達や病院、施設へ寄付されました。
日本のピッツァ職人も何人か参加し、このギネスブック世界新記録に大変貢献されました。ピッツァはユネスコの世界遺産に登録されるようにと当日は署名運動も行われ、正式に登録される日も近いと思います。日本にもピッツェリアが全国にあり、世界中の若者をはじめ大人や子供にまでとても愛される食べ物になっています。
一度ナポリへ来られるときには、本場のピッツァをぜひ食べてみませんか?!
【データ】
行われた場所:カラッチョロ通り(sul lungomare via Caracciolo Napoli)
ギネスに登録された世界新記録:ピッツァの長さ1853.88メートル
使われた材料:小麦粉2000キロ、トマト1600キロ
モッツァレラチーズ2000キロ、オイル200リットル
バジリコ約30キロ

ケイコ
大学卒業後、中学教員を経てイタリアミラノへ渡伊。フィレンツェ、ローマ、ナポリにも在住。昨年7月よりラスペツィアに移住。ローマ国立アカデミアサンタチェチーリア、イタリア国立音楽院修了。愛の妙薬でイタリアオペラデビュー。イタリアと日本で音楽活動を行う。趣味はF1観戦、ハーブティーを毎日飲む、メルカート(青空市場)で掘り出し物探し。ヨガ、ドッグシッター。兵庫県出身