ドイツで最も西側にある町・アーヘン。温泉町としても有名で、オランダやベルギーの国境近くにある町ということもあり、たくさんの観光客が訪れる町です。ドイツ・フランクフルトやベルギー・ブリュッセルからの直通列車もあり、一日あれば主要なスポットが回れるの大きさの街なので、ちょっと足をのばしたショートトリップにぴったりです♪
中心地に向かって歩を進めると、この町のシンボル・アーヘン大聖堂の屋根が見えてきます。八角形の屋根が特徴的なこの大聖堂は1978年、ドイツで初めて世界遺産に登録された歴史あるモニュメントです。
ゲルマン民族の一派であるフランク族のカール大帝が、9世紀初頭に礼拝堂として建てたそうです。内観はドイツの教会ではあまり見ない絢爛豪華さ!天井一面に施された金色のモザイク画がとてもきれいでした。一見の価値ありです!
マルクト広場に建つ重厚な建物はアーヘン市庁舎。当時は皇帝居城として使われていたそうです。内部はツアーで見学できます。
温泉町のアーヘンでは、町のあちこちに飲用可能な温泉が出ています。中には飲泉に施された装飾が、からくり仕掛けの人形だったりと遊び心も♪ 飲泉は硫黄の香りがかなり強めでした。中心地から少し離れた場所には大型温泉施設「カロルス・テルメン」もあり、気軽に利用できます。
お土産には日持ちのするお菓子「プリンテン」がおすすめ♪ クッキー風の焼き菓子でドイツ・ニュルンベルクの伝統菓子「レープクーヘン」に似ています。
世界遺産や歴史的な建造物、温泉保養地だけでなく、たくさんのレストランやカフェ、お店でにぎわう都会的なアーヘンの街。近くまで来る機会があれば、是非足をのばしてみてください。
【データ】
アーヘン(Aachen)ツーリストオフィス
住所:Friedrich-Wilhelm-Platz 52062 Aachen
HP:https://www.aachen-tourismus.de/
営業時間:月〜金曜日10:00〜18:00
土曜日10:00〜14:00
※4/1〜12/24の期間は土、日、祝日も10:00〜15:00でオープンしています。
佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。