シアトル美術館のアネックス、オリンピック彫刻公園をご紹介します。2007年に開館した屋外美術館で、巨大なオブジェが不思議空間を醸し出しています。箱根の彫刻の森美術館がこんな感じでしたが、それよりは規模は小さいもののオブジェの配置も随分とゆったりしており、海のそばの絶景をかたわらに市民の憩いの場になっています。
海岸線への下り坂にあるため、正面入り口から入ろうとすると金属板とコンクリートブロックが主体の建物が見えてきて、本当にここがそうなの?と不安になるかもしれません。でも中へ進んだ時とのコントラストを狙ってのデザインなのかなとも思いました。
入り口を入って右手に回ると、パアッという感じで視界が開けます。
そして園内の要所要所に配置されているオブジェは、色鮮やかでよくわかるものから何かの作りかけ?それとも公園のデザイン?と思ってしまうものまで様々です。
美術館の一部とは言え市民公園の位置付けが強く、入場料も要りません。散策している人達もごく自然に美術品の間を通っていくという感じで、ウォーキングしている人あり、犬の散歩中の人あり、サイクリングをする人ありと、時間がゆったりとながれている感じでした。
位置的にはシアトルセンターからごく近く、海側のパシフィック・サイエンス・センターからなら徒歩5〜6分、反対側寄りにあるスペースニードルからも徒歩10分の距離です。いつも何かイベントがあって人が集まっているシアトルセンターの混雑に疲れたら、ちょっと足を伸ばしてのんびりなさってはいかがでしょうか。
【データ】
名称:オリンピック彫刻公園 (Olympic Sculpture park)
住所:2901 WESTERN AVENUE SEATTLE, WA 98121
TEL:(206) 654-3100
URL:http://www.seattleartmuseum.org/visit/olympic-sculpture-parK
開館日時:年中無休・日の出の30分前〜日の入の30分後まで
入場料:無料
Eko
夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!