バンクーバーシリーズ第3弾。本日は偶然出くわしたWorld Naked Bike Ride Vancouver をレポートします。World Naked Bike Ride とは、その名の通り裸で自転車に乗るイベントです。これだけだと変態イベントだど思われるかもしれないのでもう少し補足。このイベントの真の目的はエネルギー依存に反対する、いわゆる抗議イベント。g原油消費や車社会に反対し環境保護を訴えるためのイベントなんだそうです。でもなぜ裸で走るかは私にはわかりません。2004年以前はヨーロッパや北米で様々な別団体が戦争反対などをうたって活動していたそうです。そして2004年にWorld Naked Bike Rideという統一組織を作り現在に至るそうです。10か国28都市で始まったイベントも現在は20か国78都市で開催されているそうです(World Naked Bike Ride Vancouverの公式サイトより) 6月11日、ラグビー日本代表対カナダ代表の試合まで数時間。時間つぶしにサンセットビーチ(Sunset Beach)に行ってみると、なにやら自転車集団に遭遇。何のイベントか近くにいた人に聞いてみると「World Naked Bike Ride」という答えが…。 どんなイベントか携帯で調べてみると、裸で自転車に乗るイベントだと知ってびっくり。この日は朝から冷たい雨が降ったり止んだりの自転車日和ではない感じ。でも少しずつ参加者が集まってきました。 参加者だけでなく、どこからかギャラリーも多く集まってきました。見物人の多くは中国人か韓国人か日本人。アジアではこのようなイベントが無いので物珍しいのでしょうか。参加者は写真にとられるのもお構いなく服を脱いでいきます。 参加者の多くはメッセージを自分のボディにペイントします。写真右の女性はブラジル出身のマリーさん。許可を得て写真を撮らせていただきました。マリーさんのルームメイトは日本人女性でこのイベントに誘ったけど断られたとのこと。日本人には恥ずかしすぎのイベントです。 ライダーたちはサンセットビーチ(Sunset Beach)をスタートし、ダウンタウンに向かいゴールは同じ場所。きわどい写真は載せられませんが女性も男性もほとんどが全裸。でも合法なんです。混乱が生じないように警察も同行です。何十人という集団なので信号や交差点ではぐれないよう警察が交通誘導をしていました。参加条件は特になし。必ずしも裸になる必要はないようです。自転車でなくてもインラインスケートやキックスケーターでもOK。日本では考えられないイベントも海外では普通に行われています。世界のどこかで来年は参加、いやいや見学してみる?【データ】URL:http://www.worldnakedbikeride.org/(World Naked Bike Ride公式サイト) 白柿 佳一アメリカでマスコミ学の修士号を取得。在学中のインターンでニュース映像カメラマンを経験。帰国後、テレビ通販チャンネルのカメラマンとして11年勤務。2012年3月、アラフォーオヤジが妻子を連れてカナダ移住を実現。現在、カルガリー、バンフを中心にビデオカメラマンとして活動しながら、地元日系情報誌カルガリー・ウォーカーにもコラムを執筆中。