カリフォルニア州の中心部セントラルバレーの南側をサンホアンキンバレーと呼んでいます。人口約47万人の都市フレスノ(Fresno)ここは、サンフランシスコとロスアンジェルスの真ん中くらいに位置していて、ヨセミテ国立公園、セコイア国立公園への観光拠点としてご存知の方は多いと思います。
また、ゴールドラッシュの影響で白人が入植してきた場所でとても肥沃な土地なので全米でも有数の農業地帯です。農業視察やお仕事で訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
かつてモーテルだったのを改装し、とても可愛いブティックホテルになったのが「サンホアンキン・ホテル(San Joaquin Hotel)」です。
インターネット無料、リビングとベッドルームが別々なのが嬉しいですね。
グリーンを基調にオレンジ系のヘッドボードとエンドテーブルは、落ち着いて温かみのあるベッドルームです。クローゼットもかなりの大きさです。
モノトーンな色調の洗面台で、シャワーとバスタブが別になっています。
とても静かな朝7時、さすがに人はいませんでした。
プールサイドにはパーティーもできるようになっている「ガーデンコンサバトリー(Garden Conservatory)」というガラスでできたお部屋があって、ブレックファストは、7時から10時までオープン。トースト、デニッシュ、シリアル、果物などが用意されていました。
久しぶりに見つけた!ワッフル製造機「ワッフルベーカー(Waffle Baker)」は、誰でもほぼ失敗なく自分でワッフルを焼いて出来立てを食べられます。作り方は簡単。
備え付けのプラスティックコップを取り、シルバーの小さなレバーを一回後ろに押すとちょうど一回分が出てきます。
鋳物製(アイアン)ワッフル型にまんべんなく素を流し入れます。スプレー式のオイルを吹きかけてから流しいれるとこびりつきを防げます。コップ一杯を流し入れると一応こぼれることなく入ります。
フタをしっかり閉じてレバーを持ってクルッと上下回すと同時にデジタルタイマーがスタートします。2分30秒待ちます。
出来上がったワッフルは、取り出す用フォークを使ってお皿に盛り付けます。本当はフタの方にワッフルがくっついてもっと取り出しやすいのですが、下にくっついちゃうんです。郊外のモーテルなどにも設置している事があるので見かけたら挑戦してみてくださいね。
「誰でも簡単にできちゃう物、商品」を考えるのアメリカ人は本当に上手いといつも感心していますが、それでもきゃ〜〜上手くできないと大騒ぎしていたり、どうしたらワッフルの素をこぼしちゃうのか?アメリカ人の宿泊客がとってもお茶目に見えました。
バターはトーストコーナーから持ってきて、メープルシロップがピッチャーに入っているのでお好みの量をかけて完成です。
さて、ロビーはスタッフの目が届きやすい広さで、何となく声かけやすい雰囲気があリます。幾つか資料をもらったり、地元ならではの情報も教えてくれ、すごく皆さん親切でした。ここは家族経営なのでホテルチェーンにはない手作りのおもてなしを感じます。
夏休みに入り国立公園に行きましょう〜、中継地点のプチ・ブティックホテル、もちろん駐車場完備です。ホテルの周りにはオレンジの木が植わっていてそれが目印になりますよ。
【データ】
ホテル名:サンホアンキンホテル(San Joaquin Hotel)
住所:1309 West Shaw Avenue, Fresno CA 93711
Tel:1-599-225-1309
URL:http://sjhotel.com/
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。