美しいバロック調の建物が趣きを残す台北の人気の観光地「迪化街」。カラスミやドライマンゴー、台湾茶などがリーズナブルに手に入る乾物問屋街です。古くから続く街ということもあり、古い路地や、小さなお店もたくさんあり、ガイドブックを見ながら散策しても迷ってしまうことがしばしばあります。 迪化街の観光で迷ってしまったら、ぜひ訪れたいお店「稻埕文化大稲埕観光インフォメーションセンター(大稻埕旅遊資訊站)」があります。お店の名前が「インフォメーションセンター」なので、公共の観光施設かな?と思いますが、実はこちらは、この地を愛する建築家の呂さんと言うオーナーさんが観光客のために作ったプライベートショップです! 店内では小物や文具などのお土産にもピッタリな商品をたくさん販売しています。 「稻埕文化大稲埕観光インフォメーションセンター」と言う店名の通り、お店では様々なローカルインフォメーションを得ることが出来ます。レジの下には台北のお店やイベントのフリーペーパーが並び、自由に見たり、持ち帰ることが出来ます。またお店で作ったオリジナルの迪化街マップを無料で配布しており、迪化街観光にも大変役立ちます。 無料でもらえる地図も便利ながら、もっと迪化街を楽しみたい人にオススメなのは、50元で購入できる迪化街のおすすめグルメと観光スポットを紹介しているマップ付きのファイルです。お店のスタッフさんたちが実際に歩き回って見つけた迪化街のおいしいローカルフードのお店や見逃せない古跡などをマップにしています。 お土産におすすめなのは、お店オリジナルデザインのマスキングテープです。台湾小吃や廟のデザインなど台湾らしさが満点でとってもかわいいですよ!各120元で、5個買うと500元とお得になります。 もっともっと台北をディープに楽しみたい!と言う人にオススメなのは、このあたりの大稻埕と艋舺(龍山寺、西門あたりのエリア)のオリジナルマップです。それぞれのエリアで見るべき美しい古い建物や、美味しいグルメ、ショップの情報が細かく描かれ、さらに昔の地図も裏に描かれいたりと1枚でかなり楽しめます。歴史好きな方にもおすすめですよ!各180元ですが、両方セットで購入すると300元になります。 日本の方に大人気と言うのはオリジナルデザインのエコバックです。迪化街の街並みをデザインしたものと、台湾風の小物などを描いたデザインはとてもキュートです! 他にも自分用のおみやげにしたくなる美しいデザインのマグカップなどもあり、ついついどれも欲しくなってしまいます。こちらのお店のオリジナルデザイン商品は、地元の芸術大学などを卒業された生徒さんたちがデザインを手掛けており、お店もオリジナルのかわいいデザインの商品を販売でき、若いアーティストたちも自分の作品を商品化できる場となっています。観光客へ台湾の良さを伝えるとともに、地元を愛するオーナー呂さんの若者育成支援の一環にもなっています。 迪化街と言えば!の恋愛の神様、月下老人を祭る「霞海城隍廟」を象ったクッキーも販売しており、お土産にも大変人気です。 お土産を購入出来たり、迪化街の情報を得られるだけでなく、2階はカフェスペースになっており、迪化街散策に疲れたらこちらで一休みできますよ!カフェではフェアトレードコーヒーやルイボスティーなどが味わえます。注文は1階のレジで行います。 お店自慢の牛肉麺は、毎日数量限定で、豆板醤がきいたピリ辛のスープがおいしいです。眷村(中国大陸から移民してきた人々の住むエリア)から伝わったオリジナルの牛肉麺で、一般的な牛肉麵の味わいとはまた違い、あっさりして食べやすいですよ! 迪化街エリアを思う存分楽しみたい!と言う人は絶対に訪れたいお店です。迪化街観光の前には一度「稻埕文化大稲埕観光インフォメーションセンター(大稻埕旅遊資訊站)」を訪れて、迪化街の情報をしっかりゲットしてから散策に出かけましょう!【データ】店名:大稻埕旅遊資訊站-稻埕文化大稲埕観光インフォメーションセンター住所:大同區南京西路237號Tel: 02-2550-6959営業時間: 9:30〜18:30URL:https://goo.gl/joCBO0 石井 三紀子台湾人との国際結婚により2011年より台北在住。台湾で教育関係の仕事を経て、2012年より台湾現地旅行社にて台湾国内担当として勤務。2015年に旅行社退社後、今までの経験を生かし台湾のフリーライター、またデザイナーとして活動。趣味は写真撮影と食べ歩き。強靭な胃袋(?)でローカルグルメから贅沢グルメまでを食べ歩き、フットワーク軽く台北だけでなく、高雄や台中をはじめとする都市にも出没。くいしんぼうCAMのもっとおいしい台湾!!!!