ブルガリア旅行の起点になる首都ソフィア。空の玄関口がソフィア空港です。かつて同空港からの市内アクセスは、路線バスかタクシーしか手段がありませんでした。悪質なタクシー運転手に、しつこくからまれた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。しかし2015年に地下鉄が開通し、市内への移動が格段に便利になりました! 地下鉄はターミナル2に乗り入れています。空港によっては、目当ての公共交通機関を探すにの苦労する場合もありますが、ソフィア空港は大変分かりやすくなっています。ターミナル2の場合、到着ゲートを抜けるとこの通り!(写真下参照) 「タクシー」「バス」「地下鉄」と色分けされた線をたどっていくと、それぞれの乗り場に到着します。 今回は地下鉄を使います。線をたどって空港駅に着きました。 地下鉄の運賃はどこへ行くにも片道1レフ。券売機はタッチパネル式になっており、英語表示も選べます。クレジットカードが使える場合、暗証番号の入力は片手で押す番号を隠しつつ、後ろの人に見られないように気をつけましょう。 切符にバーコードがあるため、改札口にそれを差し込み認識させ、扉を開きます。通常、改札口の切符挿入口は右側にあることが多いですが、ソフィアの地下鉄の場合は左側。戸惑う観光客は多いです。切符が必要なのは駅に入る時だけで、出る際はいりません。しかし念のため、目的地に着くまで切符は無くさないように持っていましょう。 ソフィアの地下鉄は、パリやロンドンなど大都市の地下鉄と比べて、運行間隔が開く場合があります。そのため市内から空港へ向かう時は、いつもより時間に余裕を持って行動することを、おすすめします。各駅ホームの造りも大変きれいで、それぞれの内装もぜひチェックしてみてください。 加藤 亨延ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。