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イギリス旅行の起点!ロンドン「セント・パンクラス駅」を使いこなそう

   
加藤 亨延
加藤 亨延
 
セント・パンクラス駅(右)とキングス・クロス駅(左)

ロンドンの国際ターミナル、セント・パンクラス駅。同駅にはパリやブリュッセルへ向かう国際列車ユーロスターと、主にイギリス中部シェフィールド、レスターなどを繋ぐ国内線が乗り入れています。

セント・パンクラス駅は、イギリスを含めたヨーロッパを周遊しようという人にとって、起点になることが多い場所です。映画『ハリーポッター』でも有名になったレンガ造りの美しい駅舎は、イギリスに行ったことがなくても、知っている人は多いのではないでしょうか。

駅構内の行先案内板

日本の駅と違い、乗車時間に余裕をもって訪れることが多いヨーロッパでは、駅構内で過ごす時間が日本より長くなりがちです。駅の概要を知っていれば、快適な待ち時間を過ごせます。

店が並ぶ駅舎内

セント・パンクラス駅の構内はカフェ、レストラン、回転寿司など食べる場所に困りません。大手小売店マークス&スペンサーもありサンドイッチ、お菓子、水など軽食も購入できます。

雑貨やインテリアを扱う人気ブランド・キャスキッドソンや、百貨店ジョン・ルイス、薬局ブーツ、シャツブランド・ピンクなど、お土産を買い忘れてもイギリスを代表する店舗が一通り揃います。紅茶で有名なフォートナム&メイソンでは、アフタヌーンティーも可能です。

地下鉄への乗り換えもスムーズ

時間に余裕がある場合は1つ上の階へ。ここにあるカフェでは、発着する列車を眺めながらお茶を楽しめます。また忘れてはいけないのが、セント・パンクラス駅は駅舎自体がホテルだということ。値は張りますがここでの宿泊は良い思い出になりますよ。荷物の預り所(コインロッカーではなく有人のもの)も駅構内にあります。

ユーロスターの待合室

ユーロスターで英仏国境を越える場合、フランスからイギリスに入る際の入国審査は厳しめですが、イギリスからフランスへ行く時は、観光目的の日本人であればフランスの入国審査はそこまで厳しくありません。荷物検査の列以外には、それほど時間をかけず出国後の待合室まで着けるはずです。

目的別に駅を利用して、さらに楽しい旅行にしてみましょう!

加藤 亨延

加藤 亨延
ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。

    

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