住んでいる人の1割はインド系、ということもあり、インド料理の人気も高いシンガポール。リトルインディアに行けば、ボリウッド映画館が立ち並び、独特の雰囲気を醸し出しています。シンガポールリバー沿い、旅行客でもふらりと立ち寄りやすい場所に最近オープンしたのが、マジガ・カフェ・アンド・クラブ(Maziga Cafe & Club)は、名前の通り、インド風のカフェ&クラブ。マリーナ・ベイ・サンズにある高級インド料理、パンジャブ・グリル(Punjab Grill)のジャベド・アハマド(Javed Ahamad)エグゼクティブシェフがオープンしたカジュアル店です。 1階は気軽にカフェスナックが楽しめ、2階がボリウッドクラブという面白い作り。インド映画の普及などで、日本でもじわじわと人気が高まっているボリウッド音楽。インドの最新の音楽が流れる空間で、エキゾティックな体験ができそう。 1階のカフェで提供されている料理は、「インディアン・タパス」と銘打った、軽くつまめる小皿料理が中心。パンジャブ・グリルよりも、さらに遊び心に満ちた料理の一つが、このオールド・デリー・ゴルガッパ・チャート・アンド・チルド・ジャルジーラ・オキサイド(Old Delhi golgappa chat and chilled jaljeera oxide、S$12.90) 。インドで古くから親しまれているチャートというスナックをアレンジ。 謎めいた煙に包まれて登場した試験管の中には、2種類のソース。パニ・プーリ(Pani Poori)と呼ばれるさっくりとした皮の中に、タマリンドの甘酸っぱいソース、そして緑のジャルジーラ(jaljeera)と呼ばれるクミンとミントの香りのジュースを入れて、こぼれないように口に運ぶと、さっくりとした皮とジュースのすがすがしさが楽しめます。 このほかにも、ラムのタンドール焼き、ジャーキー・ラム・リブス(Jerky Lamb Ribs、S$24.90) は、しっかりとマリネされた柔らかいラム肉が堪能できます。 チキンのスパイス焼き,チキン・ティッカ・マッジ・マサラ(Chicken Tikka maggi masala、S$18.9)など、お酒のおつまみにぴったりな料理。 そして、メキシコ料理のトルティーヤ生地にインド風のスパイスを効かせたチキンのひき肉フィリングとチーズをはさんだ 、バーティ・ダ・ムルグ・ケサディーヤ(Bhatti da murgh quesadilla、S$18.9) パティの代わりにケバブがはさまれたバーガー、ラム・ガルーティ・ケバブ(Lamb galouti kebab、12.5シンガポールドル)など、手軽につまめるメニューが充実。 チャワンプラッシュチーズケーキ・ウィズ・ローズ・ペタル・アイスクリーム(Chyawanprash cheese cake with rose petal ice-cream、S$11.50)アーユルヴェーダの考えに基づき、インドでは若返りの効果もあるとされているチャワンプラッシュと呼ばれるインドの伝統的なハーブエキスをアレンジしたチーズケーキ。甘いバラの香りのアイスクリームと共にいただきます。 そして、2階のクラブフロアでは、ボリウッド音楽を深夜まで楽しめます。眠らない町、シンガポールで、ちょっと変わった体験をしたいという方にお勧めです! 【データ】店名:マジガ(Maziga)住所:01-10 and 02-03, 3C River Valley Road, The cannery @ Clarke Quay,Singapore 179022Tel:+65-6253-7307URL:http://maziga.com.sg/営業時間:カフェ 12:00〜25:00、クラブ 20:00〜27:00(平日)、〜28:00(週末、祝前日)休み:無休 仲山 今日子元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイド。ブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。