
オーストリア・ザルツブルクから車で1時間の距離にあるハルシュタット湖。そのそばにある小さな街は夏は避暑地として、冬はウィンタースポーツの拠点としてたくさんの人が訪れます。

1997年に世界遺産に登録されたこの街は、初期鉄器文明が栄えたケルト文明の地として長い歴史を築いてきました。

また街の名前「ハルシュタット(Hallstatt)」の「ハル(Hall)」は「塩」を意味し、岩塩採掘の地としても栄えてきました。街から発着しているケーブルカーで世界最古の岩塩坑に向かうことができます。


13世紀末、オーストリアの支配者だったハプスブルク家が「白い黄金」とも呼ばれるハルシュタットの岩塩に着目し、この一帯を管轄においたそうです。岩塩坑は現在も操業を続けており、街中のお店には食用の岩塩やバスソルトなどさまざまな商品が販売されています。

レストランでは湖で獲れた新鮮な魚を味わうこともでき、夏の時期はテラス席が観光客でいっぱいになります。ただし山の天気は変わりやすく、晴れていたと思ったら突然の雷雨に見舞われることもしばしば。携帯用の雨具があると安心です。

街中にある教会の傍には飲用できる天然水がわき出ています。冷たくて美味しいです。

ハルシュタットの街は小さく、半日もあれば充分に観光できます。岩塩坑への見学ツアーや周囲の山々でのアクティビティーも活発なので、時間がある方は是非一泊してみてください。忙しい日常をしばし忘れて、美しい景観に癒やされてみませんか?
【データ】
ツーリストオフィス
住所:Seestraße 99 4830 Hallstatt Austria
TEL:+43(0)61348208
HP:http://www.hallstatt.net/information/tourist-office/

佐藤 ゆか
日本で情報誌などの編集を経て、2014年ルクセンブルクに移住。趣味は旅行と食べ歩き。英語とフランス語に日々奮闘しながら海外の魅力をレポートしていきます。