先日、大阪の百貨店のニューヨークフェアで、ニューヨークで人気のメキシカンスイーツとしてチャモヤダが売られているというニュースを目にしました。本場メキシコでは屋台で売られているものが、巡り巡って日本では百貨店で売られているとは、何とも不思議な感覚です。 「チャモヤダ」、日本では聞きなれない名前だと思いますが、正体は主にマンゴースムージー(他のフルーツの場合もあり)に、「チャモイ」という梅干しのようなものとチリパウダーで作られたソースをかけたもの。甘くて辛くて酸っぱい、冷たいスイーツなのです。敢えて表現するなら、(やったことはありませんが)お祭りで売っているあんず飴にチリパウダーをまぶしたら、近い味が再現できそうな気がします。とにかく、日本ではお目にかかったことの無い味です。 これだけ聞くと、本当に美味しいの?と疑ってかかる人が大半かと思います。笑 私もまさにそうで、初めてチャモヤダを口にしたのは、メキシコに来て一年以上経ってからでした。ところがこれが予想に反し、クセになる味。特に夏の強烈な日差しの下で汗をかいた後だと、ただ甘いだけでない、チャモヤダの刺激的な爽快感がたまらないのです。 そもそも日本ではフルーツと言えばそのまま食べるもの、何かをかけると言えば苺に練乳をかけるくらいですが、メキシコではチャモイとチリのサルサ(ソース)はフルーツのお供に欠かせません。リンゴ、マンゴー、パイナップル、メロン…レストランやカットフルーツ屋さんの店先で、フルーツがぎょっとしてしまうくらい真っ赤に染まっていたら、それはチャモイとチリの仕業です。 スーパーではチャモイとチリのサルサそのものは勿論、ドライフルーツにそのサルサで味をつけたお菓子が沢山売られていますので、酸っぱ辛い魅力にはまってしまった人は、お土産にどうぞ。 チャモヤダはメキシコならどこでも売っているポピュラーなスイーツですが、メキシコ独特の味だというのは皆知っていますので、注文したらメキシコ通に見られること間違いなしです。笑 その際には是非、美味しい!でも、やっぱり無理!でも、率直な感想をお店の人に伝えてあげましょう!きっと盛り上がってくれると思います。 チャモヤダの飲めるカフェ【データ】店名:アロマリ バリ カフェ(Aromali Bari Café)住所:Juárez 201, Plaza Punto Bé, 66059 General Escobedo, Nuevo León, MonterreyTel:01 81 2136 0500URL:https://www.facebook.com/aromalibaricafe/営業時間:毎日7:00〜22:00休み:なし※通常チャモヤダは屋台で飲むものなのでカフェには置いていないのですが、こちらのカフェではマンゴー、タマリンド、ライム、マンダリンオレンジ、オレンジのチャモヤダが飲めます($42)。水曜19:30〜21:30はバイオリン、木曜19:30〜21:30はサックスの生演奏あり。 チャモイ味のお菓子の買えるスーパー【データ】店名:ウォールマート(Walmart)URL:https://www.walmart.com.mx/#/tecnologia-y-hogar※ウォールマートはメキシコじゅうに店舗を持つスーパーマーケット。今回はウォールマートで見つけたお菓子を紹介していますが、チャモイ味のお菓子はどこのスーパー、コンビニ、駄菓子屋のような個人商店でも必ず売っています。 Sayaka初めてのメキシコは、一年間の語学留学で訪れたメキシコシティ。今は仕事の都合で、二度目のメキシコ生活を通称「美男美女の街」「肉の街」のモンテレイで送っています。(名前に偽りなく、確かに美男美女は多いし、肉は美味しいです!)旅先で欠かせないのは、スーパーマーケット巡り・絵葉書を書く・各地の公共交通機関に乗ること。まだまだ旅行情報の少ないメキシコ、自分が「あったら便利」と思う情報を、どんどん共有していきたいと思います。