野球シーズン(MLB)も始まり、バスケットボール(NBA)もプレーオフも一進一退、ゲームのある日は早めに仕事を切り上げ家路を急ぐサラリーマンもいます。とにかくプロスポーツは一年中何かやっているアメリカ。ベイエリアは、野球、バスケット、フットボール、おまけにアイスホッケーとスポーツ観戦好きにはたまらないエリアです。 でも、サンフランシスコは物価が上昇中、とにかく色んな物の値段が高いのでチケット代も年々高騰してスタジアム観戦も庶民にとっては夢のような場所になってきています。 しかし、スポーツバーやパブでのテレビ観戦ならそれでも知らないお客さん同士の一緒に盛り上がれるのでユニオンスクエアのアイリッシュパブで観戦してみました。1989年にオープンした「ジョニーフォーリーズアイリシュハウス(Jonny Foley's Irish House)」は、外観は落ち着いているどっしりとした建物ですが、試合開始前店内は熱気ムンムンです。 入り口すぐはラウンジみたいになっているので、そこでビールを飲みながら観戦でもいいですけど、夕方からのゲームだったので食事も兼ねて奥のテーブルに案内してもらいました。 表からは分かりませんでしたが、奥行きがあるので想像以上広いお店でした。でも心配なのがテレビがよくみえる席なのか?テレビがちゃんと観ることができるか否か? 余計な心配でした、どの席からもテレビがきちんと観ることができとっても嬉しい。 テーブル席には注文取りに来てくれます。ギネスと言えば「黒ビール」のイメージですが、ラガー(Lager)タイプもあるんですね。 ちょっと懐かしい「スーパーボウル50」ロゴ入りグラスです。 英国系だと外せないのが「フィッシュアンドチップス」自家製タルタルソース、ビネガーも持ってきてくれて、やはりそこは王道ですが、カリフォルニア風なのが、アボカドディップもたっぷり添えている事ですね。 イギリスのパブがそうですが、お酒だけではなく食事もできるので、一般的なスポーツバーとの大きな違いです。アペタイザーからサラダ、スープ、メインコースと値段もレストランに比べると手頃です。 そして伝統的な料理「ソーダブレッド」ってのも頼んでみようかと思ったけど、やっぱりサラダにしました。 子供の頃、テレビを観ながらご飯食べるとテレビに集中しちゃって手も口も動かず、後片付けが終わらないので、ついにキッチンから。 「ご飯を食べるかテレビを観るかどちらかになさい!」とか言われませんでしたか?そもそもテレビを見ながらってのが問題ですけどね。 いい大人が勝負に夢中、この場合は許してもらいましょう。 スタジアムやコロシアムへ観戦に行くのも勿論迫力満点で客席一体となってのチームの応援は、感動しますが、お店の中でも点数が入った、勝った、負けた出店中が盛り上がり、店員さん達もテレビをチラチラ気にしながら、行ったり来たりととにかく忙しそうに動き回ります。 お店でのテレビスポーツ観戦も意外に楽しいものですよ。 そして何より一人50ドルそこそこで食事もできたので、スタジアム行くより随分安上がりなスポーツ観戦でした。 【データ】店名:ジョニーフォーリーズアイリシュハウス(Jonney Foley's Irish House)住所:243 O'Farrell ST San Francisco, CA 94102Tel:1-415-954-0777URL:http://www.johnnyfoleys.com/index.php営業時間:毎日11:30~1:30am 美丸(Mimaru)サンフランシスコ市内小さなアパート在住。未だ修学旅行気分の生活で激変するベイエリアの旬のネタをアナログ的な視点でお届けします。認定フードコーディネーター。好きな事:見物。