ダウンタウンから坂を登って東、キャピトルヒル地区にあるスターバックス・リザーブ・ロースタリー&テイスティング・ルームに行ってきました。シアトル・ユニヴァーシティやシアトル・カレッジ(旧SCCC)にいらしていた方々には馴染みの深い地区です。2014年12月に開店したこの支店は、コーヒーの焙煎機の中に入るようなラスティックなイメージというのがコンセプト。建物自体も100年以上前に高級車のショールームとして建てられたもので、このあたりに車関係の店が並んでオート・ロウと呼ばれていた昔の縁(よすが)を残しています。重厚な木の扉を開けて入店すると、インダストリアルな雰囲気を大切に残した広々とした空間にギフトショップ、オーダーカウンター、客席、そして大きな焙煎機が圧巻です。 どちらへ進んでいいのか一瞬まごつきますが、まず入ってすぐ正面にあるコンシェルジュ・デスクに行ってください。ガイド役を店員が代わる代わる勤めているので何でも聞けますし、ここロースタリーにしかないコーヒーのメニューを取り揃えたブックレットと店内マップがもらえます。 でも、質問したいけれど詳しい話になると英語が…と言う方も大丈夫。各国の言葉を操るマルチリンガルな店員を揃えているので、コンシェルジュに「ジャパニーズ・プリーズ」と言ってみてください。すぐに日本語担当のルースさんかユリさんを呼びに行ってもらえます。 ちなみにギフトショップの商品は全てロースタリーのオリジナルで、他のスターバックスでは扱っていないのだそうです。おみやげにも最適ですね!そして、ショップの中を見ている間にもコーヒーポットと小さなカップを持った店員が回ってきて試飲を勧めてくれます。さすが「テイスティング・ルーム」です。 店内の大きな部分を占めるロースター。ここで機械を見ながらコーヒーを楽しんでいる人達もいました。柵の中では職人が働いていて、焙煎に関しての質問に答えてくれます。また店内ツアーもやっていました。 受け取ったコーヒーを持って、入り口近くの暖炉のそばにでも座ろうかとも思いましたが、奥の方に広がる一段下がったエリアに行くことにしました。 テーブルが空いていなかったので、何気なく一番奥のカウンター席に座ってみたら、ここではまるでバーのカウンターのようにバリスタと話をし、お勧めを聞いたりしながら注文できるのだとか。コーヒーだけでなく、ペイストリー類もセルフサービスではなくて持ってきてくれていましたし、片付けもしてくれます。こんなことなら上で並んで待って注文するのではなかったなーと、ちょっぴり後悔。次は迷わずこの一番奥を目指します! いろいろ聞きながら目を横にやると、もっと奥まったところに会議室のような部屋がありました。 こちらはライブラリーで、レンタルスペースでもあるそうです。予約がない時にはドアも開いていて、ちょっと囲い込んだ客席として普通に入れるそうです。この日は午後に予約が入っていたためドアも閉まっていましたが、今度また空いている時に来てぜひ中を見てみたいものだと思いました。そうしたらまた、こちらでご紹介させていただきますね! 【データ】店名:スターバックス・リザーブ・ロースタリー&テイスティング・ルーム (Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room)住所:1124 Pike St., Seattle, WA 98101TEL:(206)624-0173URL:http://roastery.starbucks.com時間:毎日6:30〜23:00 Eko夫の転職に伴い渡米、シアトルに住み着いて、気が付けば20年になりました。仕事、子育て、学業と突っ走って来ましたが、2011年3月の震災をきっかけに、微力ながら復興のお手伝いをさせて頂いています。長年住んでいるからこそ知っている昔話など交えつつ、大人の、または家族で、そして子供向けと、シアトルの色々な楽しみ方をお届けします!