ナポリのソッカーボ地区にあるこのお魚屋さんは、毎朝新鮮なお魚を売っていて、夜(木、金、土のみ)になると、その新鮮なお魚を調理して直接食べられるなんとも贅沢なお店です。イタリアは、大半がカトリック教徒で、金曜日にはお肉禁止でお魚を食べますし、クリスマスの前日(クリスマスイブ)や復活祭前の3日間は、やはりお肉を食べませんので、お魚が飛ぶように売れます。しかしながら、夜に調理をしてお魚料理を提供するところはまだナポリには少なく、ここはいわゆる貴重な場所なのです。
メニューには、アンティパスト(前菜)プリモピアット(第一皿、パスタ、リゾット、スープ類)、セコンドピアット(第二皿、お魚メインディッシュ)があり、驚くほどの量ではなく、日本人が普通に食べられますので、分け分けなしで、一人一品を選ぶといいですね。ここの名物料理<魚貝のスープ>(魚貝の煮込み)は、コショウがかなり効いていますので、スパイスが苦手な人にはお勧めできません。新鮮なお魚をどうしてこんなにコショウを入れてしまうのか理解に苦しみますが、イタリア人はそれでも大満足し、皆さんよく注文しています。
決してオシャレなところではなく、お魚屋さんが早変わりをし夜になると仮設のテーブルやいすを出して営業するので、食器もシンプルです。気さくに食べられる場所なので、カジュアルな服装でもちろんオーケー。
友達や、ご家族と一度食べに来ませんか?
【データ】
店名:ロ・スクアロ(Lo Squalo)
住所:Via giustiniano 273, 80100 Napoli, Italia
Tel:3318324134
営業時間: 20:00 - 0:00
休み:日、月、火、水
ケイコ
大学卒業後、中学教員を経てイタリアミラノへ渡伊。フィレンツェ、ローマ、ナポリにも在住。昨年7月よりラスペツィアに移住。ローマ国立アカデミアサンタチェチーリア、イタリア国立音楽院修了。愛の妙薬でイタリアオペラデビュー。イタリアと日本で音楽活動を行う。趣味はF1観戦、ハーブティーを毎日飲む、メルカート(青空市場)で掘り出し物探し。ヨガ、ドッグシッター。兵庫県出身