昨年11月にオープンしたばかりの「エンプレス (EMPRESS)」は、目の前に広がるシンガポールリバーの景色が楽しめるモダンな中華レストラン。ちょっとした記念日や、ビジネスランチ・ディナーにも使えるようなおしゃれな雰囲気で、せっかくシンガポールに来たのだからプチ贅沢を楽しみたい旅行者の方にもオススメのレストランです。
オープン以来地元メディアなどにも取り上げられているエンプレスは、アジア文明博物館敷地内のシンガポールリバー沿いにあります。博物館見学のあとに寄ることもできますし、川沿いに入り口もあるので、博物館に行かなくても入れます。シンガポールリバー側はすべてガラス張りになっているので、レストランの中からも景色が楽しめますし、涼しくなってくる夕方からは、外の席もおススメです。
レストランの中は、天井が高いオープンスペース。昼間は明るくて、ゆったりした感じです。シンガポールの中華料理店にあるガチャガチャした感じはなく、落ち着いた雰囲気で、店員の方の対応もしっかりしていました。
今回は、エクゼクティブ・セットランチ (S$38) を試してみました。ランチセットを待っている間に出てきたのは、野菜チップスとスパイシーなタレ。これがなかなか美味しくて、ドリンクと一緒に味わいながら、まずはレストランの雰囲気を楽しみました。
ランチセットでS$38というと、ちょっと高いと感じられると思います。でも、シンガポール中心街のレストランでランチをすると、一品頼んだだけでもすぐS$20近くになってしまうのが現状。ということで、上の写真のような前菜のサラダ、スープ、メインとデザート計4品が出てきて、どれも味が凝っていて美味しいだけではなく、ちゃんとしたサイズ (一口で終わってしまうようなミニサイズではなく) となると、100%納得がいく値段でした。昔ながらの中華料理メニューを現代風にアレンジした品々の中で、私は、コーンとチキンの餡かけのようなグレービーソースがかかっている炒飯が特に美味しかったです。
その他にも、同レストランが薦める人気メニューには、シンガポール・チリ・ロブスター (Singapore Chilli Lobster) や、チャーシュー、ポークリブ、ローストポークの3品が並ぶトリプル・ロースト・プラッター (Triple Roast Platter) などがあります。
週末は、点心が食べ放題となる飲茶コース (Weekend Dim Sum Brunch) などもありますし、シンガポールリバー沿いで夕涼みしながら、バーで一杯飲むという楽しみ方もできるレストランです。
シンガポール文明博物館はもちろん、マーライオンや最近オープンした話題のナショナルギャラリーなどからも徒歩圏内の好立地にあるエンプレス。旅行者の方にも見つけやすいと思います。気分をアップできる同レストランで、旅の思い出を増やしてみてはいかがでしょうか?
【データ】
店名:エンプレス EMPRESS
住所:1 Empress Place #01-03, Asian Civilisations Museum, Singapore
Tel:+65-6238-8733
URL:http://empress.com.sg/
レストラン営業時間:ランチ 11:30〜15:00 、ディナー 18:00〜23:00
バー営業時間:日〜木 16:00〜24:00、 金〜土 16:00〜01:00
北野 洋子
2010年末よりシンガポール在住。元ロイター通信記者。
旅先では現地の人の生活を見るのが好きで、シンガポールでもホーカーセンターやローカル店での小さな発見を日々楽しむ。年間パスで何度も通うほどシンガポール動物園がお気に入り。