先住民によって作られた遺跡が沢山ある国メキシコ。
チェチェン・イツァーやテオティワカンは世界史の授業でも出てくるくらい有名中の有名ですよね。
メソアメリカ文明の遺跡の発見は最近でもされていて、1970年に発見されたのが今回紹介するグァチモントネス遺跡です。まぁ実際はそこの近くの村に住む先住民の方達はずっと前から知っていたそうですが価値のある遺跡だと「発見」されたのがこの年だそうです。「発見」されるまでゴミ捨て場として使われていたそうで、驚きですよね。
本格的な調査が始められたのが1996年で現在も調査や研究が行われているそうです。
この遺跡へはグアダラハラのセントラル・ビエホ又は隣町のサポパンのバスターミナルからでる二等バスで行くことができます。(75MXN)
私はサポパンから乗って1時間くらいで起点の町であるテウティトランという町に着いたのでセントラル・ビエホからだと2時間弱くらいでしょうか。
テウティトランから遺跡までは歩いてさらに40分くらいかかります。
途中から坂道なので地味に大変でした。
タクシーは、使えます。笑
グァチモントネスについて扱っている博物館の少し手前で入場チケット(30MXN、学生証提示で半額)を購入してまずは博物館へ。
新しい博物館ということもあって展示1つ1つが凝っていて触ったり開いたりと子供連れでも楽しめる感じでした。
さらに土器を作ってみよう!というコーナーがあって、本来の対象はきっと子供だろうなと思いつつ女子大生2人で参加してみました笑(30MXN)
道具は水とヘラと模様を描くための釘だけ。あとは自由に土で形を作るだけなんだけど意外と難しい…年をとってこだわりも出てくるのでさらに時間がかかる…笑
結局1時間近くかけて完成。
1、2日で乾燥するから実用的に使いたいならオーブンで焼いてね、と教えてもらい、一旦これらをおいて本来の目的である遺跡へ。
この遺跡が注目される一番の理由はこの円形ピラミッドです。
メキシコの他の場所ではこの円形ピラミッドは見られなくて、なぜグァチモントネスに住んでいた人たちがこのような形にしたのかが未だ謎なんだそうです。
メソアメリカ文明の遺跡でよく見られる球技場があることからここの住民たちが文明上孤立していたわけでもなくてそれもまた謎…
ピラミッドには登れませんが家があったところの土台や球技場には登ることができます。
謎の多いメソアメリカ文明の中でも一味違う、丸い謎に包まれた1日でした。
子供連れにもオススメです!
【データ】
名前:グァチモントネス(Zona Arqueológica Guachimontones)
住所:Carretera Estatal 604 Guadalajara-San Marcos km 56. Lucio Blanco, 46762 Teuchitlán, Jal.
行き方:サポパンのバスターミナルからtransporte Etzatlan (トランスポルテ・エトツァトラン)社のバスにのり、Teuchitlán (テウティトラン)下車。
その後徒歩で40分ほどです。
Tel:01 384 109 0388
URL:http://guachimontones.org(スペイン語)
営業時間:9:00-17:00
休み:月曜日
あり
交換留学生として2015年8月からメキシコ、グアダラハラに滞在。異文化に日々激突し悩みながら奮闘中。メキシコ国内の観光と現地での生活を中心にお伝えします。