アンギャン・レ・バンは、パリの北に位置する首都からもっとも近いリゾート地。ユーロスターやタリスが発着するパリ北駅から、Transilien H線に乗り14分で到着します。街は湖を中心に、ホテル、スパ施設、カジノなどが立っています。パリの近くにありながらプチリゾート感を味わえる町です。
駅からまっすぐに伸びる道を歩いて行くと、アンギャン湖に着きます。湖畔には小さな公園が広がり、絶好のくつろぎスペースです。湖畔近くの観光局がある道は、同自治体の目抜き通りになっており、商店街が形成されています。
さて、カジノに入ってみましょう! コートや荷物が多い場合は、入場前にクロークに預けます(1.50ユーロ)。預けたら入場料を払い館内へ(入場料はワンドリンク込み)。地上階にはルーレット、ポーカーといったテーブルゲームが集まり、2階にはスロットなどマシーンが集まります。
テーブルゲームの場合、まず賭けるためのチップ(お金の代わりになるもの)が必要です。フロア内にある換金所でそれを手に入れます。
支払いは現金のほかクレジットカードでも可能。カードの場合は「何ユーロ分ください」といえば、その額でカードを切ってくれます。儲かったチップを換金する際も換金所へ。渡した額面のチップを現金に換えてくれます。
一方でマシーンの場合はチップの交換は必要ありません。現金をそのまま投入します。
チップを手にしたら、いざ勝負! 高額なチップを細かくしたい場合は、テーブルのディーラーに渡せば両替してくれます。あとは周囲のフランス人を真似つつ、掛けてみましょう。
館内はカジノ設備の他にレストラン、バー、劇場などが併設されています。レストランも価格設定が特に高いわけでもなく、パリ市内と同じくらい。パリから日帰りで非日常を味わえるお手軽スポットです。
【データ】
施設名:カジノ・バリエール・アンギャン・レ・バン・パリ(Casino Barrière Enghien-les-Bains Paris)
住所:3, Avenue de Ceinture 95880 Enghien-les-Bains
営業時間:10:00〜翌4:00(金・土曜は〜翌5:00)
定休日:なし
入場料:12〜16ユーロ(日時により異なる)
URL:http://www.lucienbarriere.com/fr/Casino/Enghien-les-Bains/accueil.html
加藤 亨延
ジャーナリスト。日本の雑誌に海外事情を寄稿。専門は日・英・仏の比較文化。ロンドンにて公共政策学修士を修了後、東京で雑誌、ガイドブック制作に携わる。2009年9月よりパリ在住。取材などで訪れた先は約60ヵ国800都市。現地コーディネートも担当。趣味は飲物。各国蔵元とミネラルウォーターの源泉へ足を運ぶことがライフワーク。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。ご連絡はこちらまで。