ミャンマーのバスといえば、在住者にとっても、わかりにくく、利用するのが難しいとされている乗り物です。しかし、2015年2月より、新交通システムとしてBRT(バス・ラピッド・トランジット)のバスが運行されるようになりました。
BRTとは、国や地域によって異なりますが、専用レーンがあるなど、遅延防止のための工夫がされているバス交通システムのことです。
これまでのバスは、同乗している車掌に運賃を支払っていましたが、このバスには車掌がおらず、 anypayというICカードで運賃を支払います。ICカードの購入(初回1000チャット)やチャージは、各停留所にいるanypayのスタッフがやってくれます。
運賃は距離に関係なく、1回につき300チャット。
いままでもバスのICカードはありましたが、普及せずにいつの間にか消えていきました。今回は定着するでしょうか。
運行はヤンゴンのダウンタウンから、ヤンゴン郊外のタウッチャンまで。すべて乗ると約1時間半ほどです。
車内は冷房が効いていて快適です。もしヤンゴンで時間が空いてしまったら、このバスに乗って、ヤンゴンの車窓を楽しむのも、新しい発見があるかもしれませんね。
キャサリン
香港・マカオ・広東省などで十数年過ごしたあと、2012年よりミャンマーのヤンゴン在住。初海外旅行は、まだソ連時代にシベリア鉄道で大陸を横断したこと。ミャンマーを中心に、近隣のアジア諸国の情報を発信したいと思っております。