ギリシャの北に位置する国、アルバニア。
1992年まで鎖国政策をとっていたという、ミステリアスな国。
「鎖国」と聞くと江戸時代のような古の街を想像してしまいそうですが、今の時代、20余年もの月日があれば、時代に応じた変化を遂げています。
共産主義時代の建物も残りながらも、近代的な建物も建ち並ぶアルバニアの首都、チラナに2015年12月末にオープンしたのが、コージーホステル(COZY HOSTEL)。
チラナの中心部に位置するアパートの一室を利用した、こじんまりとしたホステル。
建物自体は新しいとは言い難いですが、オープンして間もないだけあってホステル内はとっても綺麗。
もともとは現地の方が暮らす為のお部屋の造りなので、キッチンやバスルームも一通りの設備が揃っています(あいにく、洗濯機だけは現時点ではありませんでした)。その為、まるで現地にアパートを借りて暮らしているような気分でチラナに滞在することが出来ます。
そして、東欧のホステルでは珍しい、朝食付き。
このホステルを運営するのは、
エノンさん、アルブリーさんの仲良し兄弟。
お二人とも本職は別にある中で、
「世界中の人達と出会う場所を作りたい!」と、ホステルをオープンさせ、「COZY(英語で「居心地の良い」という意味)な場所にしたい」という願いを込めてこのように名付けたそう。
日本にも興味があるというお二人が作ったインテリアが素敵なリビングには、英語で書かれた日本を紹介する本も置いてありました。
お忙しいお二人ですが、時間が合えば一緒に市内を歩いて、見所やその説明をしてくれるウォーキングツアーを無料で催行してくれるという、少人数対応の宿ならではの嬉しいサービスも。
見所が中心部に集中していて散策しやすいチラナの街。スカンデルベク広場を中心に、美しいモスク「ジャミーヤ・エトヘム・ベウト」や博物館などが集まり、周辺には公園もたくさん。
公園内には湖もあり、昼間はもちろんのこと、夕暮れに染まる街が湖面に反射する時間帯も美しい表情を見せてくれるので、散歩にオススメの場所です。
コージーホステルの近くには、気軽なファストフードから、日本ではなかなか味わえない美味しいアルバニア料理が食べられるお店が建ち並んでいます。その為、宿には自炊出来るだけのキッチンもありますが、外食派の方も安心。
また、アルバニアの方々はカフェでまったりと時間を過ごすのが好きらしく、チラナの街にはたくさんのお洒落なカフェも軒を連ねています。
カフェ巡りをしながら、のんびりお茶やコーヒーを味わうのもチラナの楽しみ方のひとつ。
そして、チラナからバスで一時間ほどの場所には「ドュラス」というアドリア海に面する街もあり、滞在中に気軽に海を眺めに出掛けることも可能。
アルバニアに暮らしているような気分を味わえる、名前通りコージーな宿、コージーホステル。
そんな宿に滞在しながら、チラナの街を散策してみてはいかがでしょうか。
【データ】
・ホステル名:コージーホステル(COZY HOSTEL)
・住所:Rr.Elbasanit. Pall 2 (siper Postes), Shk 1, Ap 6 , 1008 Tirana,Albania
・URL:https://m.facebook.com/Cosyhosteltirana/?fref=nf